FX急落からの急騰相場を捉えるコツは事実を確認してからエントリーするだけです
この急落からの急騰場面で買えるか?
ある日の勉強会内での参加者同士でディスカッション。
自分の中ではここは買ってもいいのでは?と思ったんだけどどうだろう?
みんなで意見を交換しあって勉強会内でのルールに基づいて、ここは買えるといういう結論に。
とはいえ、この後のほうが、根拠もしっかりしてもっと買いやすかったですよね。という話で終わり会は終了。
なぜ、ここ買えるという結論になったのか?
終わってから先生の解答も見直したのですが、矢印ついてました。
今回は過去チャートを使った練習を通して、急落から急騰の相場、上昇トレンドの初動付近でのエントリーポイントを探してみます。
FXで勝つためには「勝てる手法」で毎日練習するしか道はない
FXは練習しないと勝てません。そんなことは当たり前ですよね。
勝てる手法を手にしたからってスグに勝てるようになるなんてことはありません。
当然、手法を手にしたらその手法が自分の手に馴染むまで練習してみる。
練習するなら、答えがあったほうが答え合わせもしやすいですよね。
FX勉強会だと先生が毎週、解説動画をとってエントリーポイントの解答をもらえる。
僕ら学ぶ側は、そのエントリーポイントがどうやって入れるか一生懸命考えるということを繰り返すわけです。
ケーススタディを使った練習方法
最新のチャートだけではなくて、過去のチャートを使っての練習ももちろん行う。
この動画で以前ケーススタディという練習方法を紹介しました。
これは、勉強会に入会するとまずみんなが取り掛かるもの。
やり方はシンプルで、最初は色々な時間足を見ると混乱するので5分足からスタートする。
5分足でルールに当てはまるようなパターンがあれば、そこでなぜ買えそうなのかを考えてみる。
5分足でエントリーできることがわかったら、次に上位時間足を見てみる。
5分足では買いでエントリーできると思ったけど、1時間足を見ると下降が強いけど売ってよかったのかな?
この1時間足どんな場面なのか考えてみるわけです。
1時間足の環境がわかったら最後に4時間足も見てみる。
最初の頃は、5分足での自分のトレードした場所が、4時間足では、そのほんの一部分だと思うはずです。
最初は5分足と1時間足の関係性、そして、そこに4時間足も徐々に組み合わせていけるとトレードの優位性が上がる。
5分足の値動きに翻弄されることなく、1時間足で立てたシナリオに沿ってエントリーができるようになっていきます。
急落からの急騰相場。上昇トレンドの初動をケーススタディで練習
では、実際にやってみましょう。
冒頭のチャートを使って見ます。
僕は最近上昇トレンドの中でしっかり買えるようになる練習をすることが多いので、4時間足でこういった伸びているポイントを探して練習する事が多いです。
今回は、その中でも初動の部分をやってみます。
こういうところって売ったらいいのか、買ったらいいのかわからなくなることが多いんですよね。
わからないうちはトレードでは手を出さない。練習で先に経験を積んでおけばいいかと思います。
①のポイント、反転の初動のエントリーができるか確認
5分足でまずはエントリーポイントを探す
では、ここ。9/3日のチャート5分足。
まずはラインを何も引いていないチャートから。
さてこの場面、まず何が見えますでしょうか?
取り敢えず、誰が見ても分かるのは、下降がずっと続いていたということですね。つまり売りが強かった。
ところが、ここからグイッと上昇してきた。ん?っとなります。
早い人なら、ここの戻しが下がらないなら買えないかな?となります。
下がらないならという時に使うのは、何かというと?
そうですね。フィボナッチリトレースメント。
当ててみると、おっ?なんか61.8で止まってから上昇してる感じがしますね。
しかも、ここよく見てみると、なんか小さな5波っぽいの出来ていませんか?
更に良く見るとなんか3回止められていることも確認出来ました。
じゃあ、ここ5分足的には行けるのではないでしょうか?
1時間足で5分足のエントリーポイントが適切か確認してみる
1時間足見てみましょう。
これが1時間足。ここ、ズドンと下げた先だったということがわかります。
さっき入った場所、ここです。
反転の期待をするには全体の下降の勢いから見てもまだ、早すぎます。
仮に底値からの反転を狙ったトレードをするにしても初心者がいきなりこれを狙う必要はありません。
なので、この場面は見送り。
ちょっと、この場面、本当に見送りで良かったのか自信がなかったので、座談会という生徒同士の交流会でも聞いてみました。
1時間足の動き的にも早すぎるということでやはり見送ってよかったポイント。同じルールで勉強している仲間だからこそ質問に対する解答も明確でわかりやすいのが嬉しいです。
②のポイント、前回落ちたところまで上昇してからの戻し
5分足でまずはエントリーポイントを探す
次見てみましょう。
先程の場所から、グイッと急騰しました。
あー、やっぱ入っておけばよかったーと感情的になったらトレーダーとしては失格。
ここはむしろ、証拠が出たと事実を確認する場所。
上ヒゲで止められたことは気になるものの、前回の下降をほぼV字で戻すような動きになりました。
であれば、買いの勢いが強くなっているということなので、下がらないならさっきよりも自信を持って買えそうですね。
どうなったら、買えますか?まずは、先程も使ったリトレースメント。
38.2-61.8の付近で下げ止まってくれたら買いやすい。
ピッタリ止まっていますね。まぁ、いつもこんな風になることは無いですが、これはわかりやすい。
さらにさらに、ここにはおなじみのあれも引けますね。
そうです。トレンドライン。
こんな感じでしょうか。ローソクの内側を通していく感じです。
そうすると、この辺が候補。ぴったり止まっていますね。
こんな感じで使うインジケーターやラインがどう効いているか練習を通して知っていきます。
今回みたいにピッタリ効くこともあれば、ヒゲで一度抜けたり、実体で行って戻ってみたいな形になったり色々練習を通して経験していきます。
あとは、エントリーのタイミング。
いつもの上昇のタイミングで見てみるとエリオット波動はこうなりますね。
3波の上昇が出ているので、次の5波に乗っていけばいい。5波の安値は1波の高値付近。ということは、FR61.8と合致しますね。なんだか頼りになりそう。
拡大してみると、先程のように小さな5波も出ていますね。
じゃあ、ここ行けるんじゃないでしょうか?
1時間足で5分足のエントリーポイントが適切か確認してみる
1時間足を見てみます。
先程見た場所の上の部分。ここは前回落とされたところまで一気に上昇してきたということです。
ここで勉強会でよく聞く言葉は2つ
- 前回落とされたところは、次回も落ちやすい。
- 前回落とされたところまで一気に上昇してきたということは買いの勢いが強い
今回の場面はどうでしょうか。
例えば前回落ちたところは次回も落ちやすいというのは、高値圏から下降後にじわじわと戻ってきた時に発生しやすいですね。
それに比べて
前回落とされたところまで一気に上昇してきたということは買いの勢いが強い
というのは、どちらかと言うと、一気に落とされてそこを全部戻してきた時に使うことが多い。
こういうときは、戻しを待って下がらないなら買ってみてもいい場面。
ということで、先程の場面は買いでOKということです。
4時間足で環境認識を確認する
この流れで4時間足も見てみます。
下降がすごく強く過去の安値をどんどん抜けていった場面でした。
ここの安値は2018年付近の安値なのですが、前回一度止められていることがわかります。
そこから一度戻して直近の落とされたポイントをうわ抜けて戻してきた。
そこから再度下がらない。
ということは、となります。
まだここが底になるかはわかりませんが、そうなる可能性が有り得そうということです。
その中での1時間足でのV字の動き、勢いに乗ってこういう未来も見えそうな場面でした。
つまり4時間足としては直近の下降が強いが、過去に止められたポイントで止められた。
直近の前回落ちたポイントもうわ抜けて売りの勢いが弱まってきた。
再度、前回のポイントで止められてそこでグイッと上昇する動きが出てきている。
であれば1時間足の動きを見て買っていけそう。
となります。
こんな感じで最初は5分足の単一時間足でまずは、エントリーできそうなポイントを探し、上位足で実際にエントリーできそうか確認していきます。
ここからはおまけ。
急落から急騰したあとがエントリーチャンス!浅い戻しを見つける
再度1時間足に戻ります。
その後、上昇を続けました。前回は上ヒゲで止められたところまで実体でしっかり戻してきました。
買いの勢いが強そうです。
買いの勢いが強い場合は、戻しが弱い場合があります。
であれば、5分足では浅い戻しでタイミングをとって入っていくことも頭に入れておく必要があります。
5分足
どこでは入れそうでしょうか。
買いの勢いが強いようであれば、浅い戻しで入っていくことも必要です。
こんな感じの浅めの戻しで使う小さな5波。
その後、下がらないことを確認して陽線1本見てエントリー。
200MAまで下がってから買いたいところですが、勢いがあるときはここまで下がらないので入っていくパターン。
僕はこのタイプが苦手なのでもっと練習していきたい場面です。
今の自分のレベルだと、その後のほうが入りやすそうです。
3回止められたところ、よく見るとここにも小さな5波ができています。
こっちは前回の高値を実体でしっかり抜けたあとなのでより入りやすいかなと思います。
当時の先生の解説にも下の方で入れなかったらこの辺でというコメントも有りましたので、悪くは無いのかなと思います。