【特別なことは要らない】FX初心者でもテクニカル基本を押さえれば200pipsを獲得できる
今回は2019年12月3日の相場についてです。
まずなぜこの相場を先生が選ばれたのか考えてみたのですが、たぶん、この12月4日の上昇が200pips程度上げるんですが、多分、取れないとがっかりしますよね。通常は。
何というか、バイーンが取れなくてもがっかりするというよりは、自分の勝ちパターンに当てはまるのか?と考えながらしっかりと学習しましょうね、ということなのかもしれません。
あとは基本をしっかり忠実にやることが大事なのではないか、と改めて思いました。
- 基本とは、エリオットを探す努力(エリオットの定義をしっかりと認識すること、だけど意外とポンコツなので頼りすぎはダメ、アイディアとして利用)
- フィボナッチリトレースメントの引き方、考え方
- そこからの細かい値動きの観察
です。
今回はどのように値動きをたどれば、12月4日に控える200pipsのバイーンを獲得できるのか考えてみました。
要約すると、相場の流れとテクニカル分析の基本を1時間足で抑えれば獲得できます。
- FX初心者に重要なのは細かいテクニカル分析よりの流れを見るという基本
- 4時間足ではレンジを抜けたところからテクニカル分析をしていく
- FX初心者は1時間足メインで考え得るテクニカル分析を基本に忠実に行う
- FX初心者は1時間足での目線に従って、5分足でエントリータイミングを探す
- FX初心者にできることは基本に忠実に相場を分析することだけ
FX初心者に重要なのは細かいテクニカル分析よりの流れを見るという基本
こちらは日足です。
日足では4時間足では情報が足りない時に、より俯瞰して相場がどんな状況にあるのか考えるためにまたに利用しています。
安値が8月14日でここはどんなところから上昇しているのかと、過去をさかのぼってみて過去に上昇した地点から、再度8月14日に上昇し始めていることがわかりました。
過去に上昇して、8月14日までに下降してたけども、下に抜けることができなかった、という経緯があり、上昇してきていることがわかります。
直前の下降は強いけれど、フィボナッチリトレースメントFR38.2付近から戻り売りしようとするも、買いの勢いが強いため、最安値地点までも戻さずに情報して、います。
下降に対してのフィボナッチリトレースメントFR61.8付近で再度戻り売りが入りそうなポイントと、上昇が垂直に上げているので、押し目買いをしたいトレーダーたちによるレンジが形成されていました。
先生が良くおっしゃる、相場は多数決で決まっていくので、売買においてもどちらが優勢なのか、どちらの視点でも考えるように相場をみていると気づけることが多くなっていきます。
4時間足ではレンジを抜けたところからテクニカル分析をしていく
一番上の赤い水平線が、日足の下降に対してのフィボナッチリトレースメントFR61.8付近のラインです。
この節目で、ずっと何度も抑えられていたのですが、11月18日あたりからレンジ上限を抜けて相場が切り替わっていくのがわかります。
そのため、レンジを抜けたところから重要な基準ができていきそうなので、そのあたりから1時間足で詳しく見ていきたいと思います。
FX初心者は1時間足メインで考え得るテクニカル分析を基本に忠実に行う
11月18日あたりからテクニカル分析を行っていきます。
何故かというと、数か月に及ぶレンジを大きく上に割ったところです。
1時間足メインで分析をしている人であれば着目すべきところだと思います。
しかもこのレンジはどんなレンジだったかというと、下限はあいまいでも上限は意外としっかりとFR61.8付近で効いていた場面になります。
その効いていたラインを壊してきたので意味合いは大きいです。
先生の説明で良くあるのは、「抜けられない場所を勢いをつけて抜く」という説明があります。
ここで考えてみると、一旦上に抜けて、下降エリオット的に下降したけれども、それでも下を突き抜けることができなかった、というのが11月23日あたり。
そして戻し売りが入るかと思いきや、割れずに上昇して下降地点まで来ました。これは下降の否定ですね。
下降が強ければ、戻し売りポイントから安値を割っていきますが、そうはならなかった、というのが事実です。
目立つ高値である、11月18日も超えていきました。
ということはここまで上昇しているので、上昇が勝った、買いたい人が多くいる、という状況がわかります。
押し目買いをするためにはフィボナッチリトレースメントを当ててみます。一応2つ。
全体上昇と数えられるエリオットの3波にひきます。
1時間足上昇のエリオットですけど、ここでは3波までは綺麗ですが、そのあとは難しいですね。
ただ多分リアルタイムでチャートを見ていたら、多分12月3日以前でエリオット完了していると考えるかもしれないですね、これは。
波の間隔、横軸を考えてみても。波には見えにくいけれど、感覚的には数えられそうでもあります。
ちなみに先生からはチャートの縦軸だけでなく、どれぐらいの時間で作られた値動きなのか、波の大きさのバランス・テンポなど横軸の大切さも教わっています。
エリオットの4波の中身って、4波が完了するまでにエリオット的にジグザグ5派刻むことってあるあるなんですよね。しかも時間がかかる。過去チャートを見てみると。
そのため、このようなカウントも考えられますね。
青い下降のエリオットは綺麗ではないですが、エリオット的に5波数えられる場所とも見えます。
ただきれいな波ではないので、信用度は低いですね。
上昇のエリオットが完了すると、少しの下降が直線的に発生しました。
この下降が全体の上昇に対して小さい下降に見えるので、下げたことは事実でも相場に対しての影響度は小さいのかな、とも思います。
だから多分5分足見ていたら、止まって時間がたっても下げていかなければ買うところですね。
1時間足レベルで見ても、何度も値動きに効いている意識されているラインで止まっているので、良い押し目候補となります。
押し目からV字で勢いよく上昇し、下降をすべて戻しました。
1時間足レベルの押し目から買いたい人たちが多いことがわかります。
その後、上昇を下げられてしまいますが、何度も止められているラインを割っていくことができません。
ここで、それほど、下降の勢いが強くはないので、やはり買える箇所を探していく考え方になります。
そのため、1時間足で買い目線として、5分足で買えるタイミングを探していきます。
FX初心者は1時間足での目線に従って、5分足でエントリータイミングを探す
5分足で直近に下降がありましたので、その直後には買うことはできません。
時間がたってみると、下降のフィボナッチリトレースメントFR38.2付近から何度も戻り売りを試して値動きの痕跡がありますが、下降がさらに下に割っていくような動きが失敗していることがわかります。
となると、ここには値動きが何度も止められているという事実をもとに抵抗帯と考えられます。
となると、1時間足で買い目線であったのに加えて、シナリオ的には売りのシナリオは崩れたということがわかります。
崩れたというか、売るのであれば何度も止められているラインを割った戻しからエントリーするということです。なのでそれまでは売りのことは考えません。
これがさらに買い目線であるということに根拠を与えてくれます。
最終的には1時間足で買い目線であっても、エントリーするための「いつもの」明確な形が5分足ではでませんでした。
ではどうやってエントリーするのかというと、1時間足レベルの押し目で前回も勝った痕跡のある、1時間足FR38.2付近ラインか、もしくは、5分足レベルでV字で回復してきたので、短期的な5分足の下降が否定された後に買いエントリーを行います。
FX初心者にできることは基本に忠実に相場を分析することだけ
今回考えたシナリオは以下のことが含まれています。
特別な何かをしているわけではなく、基本に忠実にテクニカル分析を行えば相場が見えてきて、考えることができます。
- エリオットを使ってみたこと(エリオットの定義通り)
- 波の大きさを考えて1時間足をメインにして考えたこと
- フィボナッチリトレースメントを使って、押し目買いが入りそうなところを考えていたこと
- 逆視点のシナリオを作り、それが崩れたことも確認したこと
- エントリーが早まらずに待てたのは、5mで明確な綺麗な山3つ、もしくはサインをまったこと(先生の解説動画出てくる言葉を真似ましたが)
これらはどの相場でも常に使えるものなので、特別なものではないのですが、目線の固定や、下降をどのようにとらえるのか、という部分で勉強になる相場でした。
これからも勉強頑張っていきましょう!
FXエリオット波動のルールさえ押さえればどの時間足にも適応できる
FXトレーダーなら絶対押さえておきたいのがエリオット波動。
エリオット波動を学ぶなら絶対見たほうがいいのはこの先生の動画。
今回は動画を参考に他の事例ではどう当てはまるか考えてみます。
使うのは4時間足。
先生の動画では1時間足のエリオットが紹介されていましたが、4時間足だったらどう考えていくか。
3波の上昇中なら流れに乗ってサッとエントリー
5波の初動を狙おうとするなら逆張りなのでしっかり根拠を集めてエントリー
それぞれ事例を用いて考えていきます。
エリオット波動はFX学習者なら絶対押さえておきたい考え方
エリオット波動は、これまでの動画でも何度も紹介しています。
以前の先生の動画、こちらを見れば全部わかります。
エリオット波動について知りたいなら絶対何度も見たほうがいい。
でも、ただ見ているだけではもったいないです。
動画を見ただけで、わかったつもりになって終わるのはもったいない。
実際に手を動かしたり、他の相場や時間足でも当てはめたりしながら考えてみてこそ意味がある。
ということで、今回はこの動画で学んだことをもとに実際に別のチャートを使って考えてみたいと思います。
動画では1時間足のエリオットを使っていましたが、じゃあ、4時間足のエリオット波動だったらどういうシナリオやエントリーができるか。
過去チャートを使って考えてみます。
エリオット波動のルールをおさらい
こちら4時間足チャート。
まずは、実際にエリオット波動に番号を振ってみますがルールのおさらい
エリオット波動はこうでしたね。
- 1波は突然発生する
- 2波の戻しを経て3波が発生。3波は伸びやすい。
- そして、4波の戻し。この時4波の安値は1波の高値になりやすいというものでした。
- そして5波。3波の高値またはその手前で失速することもあります。
- そして、2波と4波は比較的もみやすいやすい。
- 勉強会では2波と4波はそれぞれフィボナッチリトレースメント38.2まで戻した場合、カウントします。
実際のチャートを見ながらやってみましょう。
エリオット波動は時間足に合わせたサイズで描く
一番安値の部分を0としますが1はどこでしょうか。
最初によくやりがちなのがこれ。
小さく波を捉えてしまう場合。
この波は4時間足サイズの波というよりは1時間足サイズの波です。
波は時間足に併せて考えていきます。
なのでこう。2波目の当て方はルールとしてはフィボナッチリトレースメントの38.2まで戻っていることでした。
当ててみるとこう。かなり戻していますが、ルール上は問題ないですね。
自分も最初疑問だったのが、この辺で既に38.2までもしています。ということはリアルタイムで見ていたらこの辺から3波が始まるんじゃないかという点。
これは、実際に抜けてから考えたら良いかなと思います。
3波の初動はここからも、ここからも起こる可能性があります。実際にそうなってみないとわかりません。
こういう時、自分の参考にするのは横軸。時間です。
1波の上昇に対して2波はジグザグでもみやすいことが多いので、同じぐらいか、それ以上で戻すんじゃないかなと頭の片隅に入れています。
いつもそうなるわけではないですが、今回のケースは割と均等の時間軸で下がってきていますね。
エリオット3波目はどこからか
そこから3波目の上昇。
どこから3波目と考えるか?
1波の高値を抜けてからですよね。
ここを抜けていくまでは当然こういう未来だって想定できます。エリオット波動の波すらない場合。
3波目の動きが出てからでも十分についていけます。
特に今見ているのは4時間足。
1波の高値を抜けてからのほうがトレードはしやすくなるはずです。
エリオット波動を使った実際のトレード
4時間足3波中の実際のトレード
例えばこの辺。1時間足を見てみます。
4時間足では3波の動きが始まっているので強い上昇です。1時間足で見てもグイグイ上昇しています。
基本は押し目を待ってから買いたい。例えばこの場面。
5分足で見ていきます。
上位足で上昇が強いときは、小さな戻しから買っていく必要があります。
勉強会の手法に当てはめるなら、ここが買える。
この場面、どうやって買いますか?
5m足の200MAが右肩上がりで上昇していますが、これだけで買うのはちょっと心もとない。
どこまで下がるかの戻しを測る時に使うものと言えば、いつものフィボナッチエクスパンション
当ててみるとこうです。
いつものFE161.8でピッタリ止まっています。
タッチですぐに買うのではなく、200MAにグイッと戻ってきたことを確認してから買っていくことができそうですね。
あるいは、抜けてからの小さな5波でも入れます。
エリオット波動4波の安値は1波の高値で止まりやすい
4時間足に戻って続きを見てみます。
最終的に3波はこうなりました。そして4波。
- エリオット波動は2波と4波はもみやすいというものでした。
- そして、4波の安値は一波の高値で止まりやすい。
今回は比較的落ち着いた形で下降していきました。
こちらは最近2020年7月の4時間足。こっちは4波がジグザグともみ合っていますね。
しかも1波の高値で止められていることがわかります。
先程のチャートに戻りますが、こちらも1波の高値で止めらています。
エリオット波動の5波目のルールはフィボナッチリトレースメントの38.2まで戻すことでした。
当ててみるとこうなります。
5波は必ず1波の高値まで戻すわけではありません。
FR38.2付近で止まって上昇することもあれば、もっと戻して例えば61.8の付近まで下がって来ることもあります。
3波の初動と同様に、5波の起点というのも決めつけで入ることは出来ないです。
1時間足で下がらない根拠を集めてから買っていくか、あるいは、しっかりと5波が分かる動きがでてからついていけば良いんです。
実際に1時間の方で見てみます。
エリオット波動5波を捉える
こちらが1時間足。
4時間足のリトレースメント38.2と1波の高値に赤線を引いています。
この付近ラインまでわずかに届いていませんが、反転上昇しそうな動きはありました。
しかし、実際には上げていかなかった。
ライン付近だから上がると思いこんでだろうエントリーをすると、こういう下降に巻き込まれてしまうので注意が必要です。
じゃあ、1波の高値の部分はどうか。ここ見ても急落していますよね。
1波の高値という根拠だけで買うのはとてもじゃないですが買えません。もっと根拠がほしい。
先ずはいつものを使っていきましょう。
どこまで下げるかを確認する時に使うのはフィボナッチエクスパンション。
当ててみるとこうです。
1波の高値にかなり近いところにありますね。
じゃあ、この辺、必ず5波になるとは限りませんが、下がらないなら買っていっても良さそうです。
何度も言いますが、ここから5波が発生するわけではありません。本格的に買っていけるのは5波が確認できてからです。
短期足のエントリーにもエリオット波動は使える
5分足。
5分足は強い下げの先の方。
であれば、買うにしても上まで一気には買えません。
買っていくにしても下の方から先ずは下降の38.2-61.8付近までですよね。
どこで買いますか?
いくつか買える場所がありますが、今回はわかりやすそうな場所を一つやってみます。
使うのはいつものエリオット波動。
当ててみるとこうです。
下から01234と当てることが出来ますね。
しかもエリオット波動4波を思い出してください。もみ合いながら下がっくるでした。
この4波の部分をもう少し見てみます。
ここ何が見えますか?ここにもエリオット波動見えませんか?
5波の波をつけて降りてきていることがわかります。
しかもしかもここには何があるかと言うと。。。
先ずは、フィボナッチリトレースメント。小さな下降の5波がちょうど61.8で止まっています。
そしてトレンドライン。引いてみるとこうです。
であれば、1hのFE161.8からの反発を狙って入っていくことが出来ますね。
利確は逆張りなので20pipsほどとって終了。エリオット波動の5波目が期待できそうだからと行ってだろうがいはしないです。
1時間足のその後を見ても分かるように、その後一度しっかり戻されていることがわかります。
先ずは、しっかり小さくとって最後のバイーンをとっていける様になりましょう。
今回は、エリオット波動の4時間足を軸に考えてみました。
4時間足の3波中、そして5波の初動付近を取り扱ってみましたが、3波の上昇中に比べて、5波の初動は色々考えていたことがわかります。
短期的には完全な逆張りゆえ、しっかりした根拠を足し込んでいかないとなかなか買えないということが伝わったかなと思います。
何が言いたいかと言うと、もうわかりますよね。
しっかり上位足のトレンドが出ている時に、5分足でタイミングをとって乗っていったほうが買いやすいということです。
参考になれば幸いです。
それでは。
FX上位足と下位足どちらを優先するかが分かれば相場はもっと楽しくなる
1時間足長く続いてきたレンジのようなもみ合いをズバッと抜けてきた。
じゃあ、まずは戻しから売ってやればいい。動画でいつも言っている通り。
売りが強いんだから下からじゃなく、戻しを待って売ればいい。
勉強会のメンバーもしっかりはいっているところ。
ところがここで、買いをしているメンバーが勉強会にいました。
実際に買って損切りをしてしまったそうです。
話を聞いてみると、あっなるほどそう見ていたんだって思ったわけですが、なんだかこの人ちょっとズレている。
同じ買いをして、実は取れている人もいる。
何が違うのか。FX学習者がハマりがちなポイントを今回はできるだけわかりやすく解説していきます。
目線の軸がブレる人には参考になるはずですので是非最後まで見てみてください
- 上位足と下位足の関係性を考える。Aさんの考え方
- 上位足と下位足の方向性が違うなら先ずは1時間足を優先する。Bさんの考え方
- シナリオに基づいてルールに合致したらエントリーを行う
- 未来の相場は上位足の通り上昇したがトレーダーに大切なのは事実の確認の積み重ね
上位足と下位足の関係性を考える。Aさんの考え方
今回は、ここで買いを考えて損切りしてしまった人と、売りで考えていた人のやり取りからこの相場をどう見たら良かったか考えてみます。
テーマは、上位足4時間足と下位足1時間足どっちを見ているか。
勉強会の生徒同士のディスカッションではこんな感じの会話をしています。では、行ってみましょう。
4時間足の方向性
まずは、4時間足。
買いをしたAさんの考え。
全体では上昇トレンド。前回止められた付近を抜けてきたが、何度か頭を抑えられるような形。
ただし、全体では上昇の動きで、高値を更新した安値付近も割ってきておらず下がってきたら買っていきたい場面。
4時間足としては1時間足の動きを見ながら買えそうなら買っていきたいです。
これには、売りをしたBさんも、頷く。
下がってきたら買いたいと言うのはそうですね。と。
ただ、具体的にどこらへんまで下げるかと言うと前回上昇した付近というのもどの辺りかと言うと若干空白あるので下位時間足を見ていかないとスグには買えなさそうですね。と。
1時間足の値動きを重視していない可能性
続いて1時間足。
買いをしたAさんの考え。
直近は上昇してきました。そこから3回抑えられて下げてきました。
この付近はレンジのような動きをしていましたが、底値圏を割って下がってきました。
しかし、4時間足でも見た上昇の起点を割っておらず、調整派として考えるなら買いやすい付近まで落ちてきたので、下がらないなら買いたいと思いました。
この付近は、ちょっとローソクを小さくしますが、直近の上昇の波のフィボナッチリトレースメント38.2もあり、この辺で下げ止まりが確認できたら買おうと思いました。
ここで、ストーップ!
このAさんの考えのどこがおかしいか。
Aさんの考えは4時間足では上昇中で、1時間足は調整波のような形で下がってきたので下げ止まりがあれば買っていきたい。
しかも、波の途中から引いたリトレースメントの38.2もあり、ちょうど押し目候補付近にも見える。しかもこのあたりは直近の上昇の起点でもあった。
みなさんなら、どう考えますか?
上位足と下位足の方向性が違うなら先ずは1時間足を優先する。Bさんの考え方
Bさんの見方は違いました。
Bさんは、この場面、売りしか考えていませんでした。
それはAさんの説明した2つの根拠がいずれもまだ信用出来ないと考えたからです。
まず1つ目。
1h足のレンジに対する考え方
レンジに対する捉え方。
Aさんはレンジのようなこの場面を割ってきたが、まだ安値もあるのでこういうレンジのようなイメージで捉えていましたがBさんは違いました。
なぜなら、あくまでもレンジとしてみていたのは、このエリアであり、割ってきたのであれば素直に売りが強いと見ていたからです。
過去に上昇した付近は確かにありますが、それよりも、まずは、この辺りで本当は止まりたかったはずなのに抜けてきた事実を優先しています。
そして2つ目。
1hフィボナッチリトレースメントに対する考え方
そして2つ目。
フィボナッチリトレースメントについて。
AさんはFR38.2がここにあると言いましたが、このライン、既に画面から大きくはみ出してしまっています。
つまり、このサイズのリトレースメントは1時間足レベルでは無いということ。むしろ4時間レベルのリトレースメントです。
4時間足を再度見てみますが、既に下から引いたリトレースメントがあります。
勉強会では波の途中で引くことはありますが、どこにでも多用するわけではありません。
波の途中で使う場合は、エリオット波動を見るときですね。
であれば、このリトレースメント、参考レベルのため、これを根拠にするのは弱いというわけです。
しかも届いてもいない。
これでは、根拠にするには不十分というわけです。
つまり、Bさんの考えはこうです。
上位足と動きが違うなら下位足(1時間足)の直近の値動きを先ずは考える
4時間足は全体的には買いの目線だが伸びた先の方で何度も止められている。ということは買える形になるまでは様子を見たい。
1時間足では何度も止められた下限域を割って売りの勢いが強くなってきている。
であれば戻したら売っていきたい。前回止められた付近も抜けていくようなら売りの勢いが更に強くなるので戻しからも売っていきたい。
どうですか。
全然見え方が違いますね。
Aさんは、4時間足の押し目買いを意識するあまり、直近の安値を割ってきた事実よりも、下がってきたことで買いやすくなったという点を重視しました。
しかし、
Bさんは、1時間足の値動きを先ずは優先してそれについていく事を選択しました。
なぜなら、Bさんはデイトレーダーであり、まだ来ていない上昇ではなく、実際に下がった事実についていくことを優先したからです。
シナリオに基づいてルールに合致したらエントリーを行う
じゃあ、この場面、買ったらダメだったのかというと、先生の矢印もついておらず推奨ではありませんでした。
ただし、Aさんのようなシナリオを仮に立てているのであれば5分足の挙動をみて買っていくのはありだと思います。
シナリオに基づいてルールに合致するのであればエントリーする事自体は間違いではないからです。
じゃあ、どこまでか。
当然、いつものあれですよね?
そう、フィボナッチリトレースメント。
5分足。
直近の下降にフィボナッチリトレースメントを当ててみました。
いつものとおりですね。38.2付近まで上昇してきたら売っていきたい。
その付近までを取るような短期的なトレードとして、できるだけ下の方から下がらないことを確認してちょっと買ってみるのはありかもしれません。
もし買う場合、ここ完全に逆張りですから、利確は当然伸びた先のここ。
FR38.2ですよね。
冒頭のAさん、何をしていたかと言うと、38.2でグイッと上昇したのを見て、もう少し上を期待してしまったんですね。結果落ちていってから損切り。
そして、売りを考えていた人から見ればここからが本番。
売るなら、いつもの3度めの正直。ラインを引いて上がらないことを確認してから売っていけばいい。
未来の相場は上位足の通り上昇したがトレーダーに大切なのは事実の確認の積み重ね
既に終わった相場なので未来が見えています。
結果的にはAさんの考えていた付近で下げ止まって上昇していきました。
ではAさんが正しかったのでしょうか?
そうでは、無いです。
勉強会の参加者同士で話していても、ここで抜けていく可能性はあったと考えていた人が多かったです。
なので、この辺りで売っていた人は多かったポイントでもありました。
しかし、多くの人の期待を裏切って上に抜けていったことでより強い上昇が生まれたと考えます。
じゃあ、ここで買って一番上まで持っていたら良かったのか?
それも違いますね。デイトレーダーは事実に基づいてトレードを行います。
実際にV字で戻したことを確認してからこの辺りで買いを考えていけば良いだけです。また機会があればこの辺りも動画にしてみたいと思います。
最後まで見てくださった方は勉強熱心な方だと思いますので、ネタバレ。
お気づきの通り、Aさんは僕ですね。
FX勉強会の座談会では、毎日のように生徒同士でのトレード報告や検証を行っています。
僕自身もまた、先生から学ぶことはもちろんの事、勝っている先輩トレーダー、勝ちトレーダーを目指す仲間と一緒に勉強を続けています。
学習を続けていると、途中途中で自分で小さな気づきがあり、そこから本来のトレードと逸脱していってしまうことが度々あります。
同じ手法を使って一緒に勉強できる仲間がいるというのは本当に心強いと感じます。
今回はその中での学びを共有させていただきました。
なかなかうまく行かず焦ることもありますが、諦めずにFXの勉強続けていきましょう。
それでは。
FX急落からの急騰相場を捉えるコツは事実を確認してからエントリーするだけです
この急落からの急騰場面で買えるか?
ある日の勉強会内での参加者同士でディスカッション。
自分の中ではここは買ってもいいのでは?と思ったんだけどどうだろう?
みんなで意見を交換しあって勉強会内でのルールに基づいて、ここは買えるといういう結論に。
とはいえ、この後のほうが、根拠もしっかりしてもっと買いやすかったですよね。という話で終わり会は終了。
なぜ、ここ買えるという結論になったのか?
終わってから先生の解答も見直したのですが、矢印ついてました。
今回は過去チャートを使った練習を通して、急落から急騰の相場、上昇トレンドの初動付近でのエントリーポイントを探してみます。
FXで勝つためには「勝てる手法」で毎日練習するしか道はない
FXは練習しないと勝てません。そんなことは当たり前ですよね。
勝てる手法を手にしたからってスグに勝てるようになるなんてことはありません。
当然、手法を手にしたらその手法が自分の手に馴染むまで練習してみる。
練習するなら、答えがあったほうが答え合わせもしやすいですよね。
FX勉強会だと先生が毎週、解説動画をとってエントリーポイントの解答をもらえる。
僕ら学ぶ側は、そのエントリーポイントがどうやって入れるか一生懸命考えるということを繰り返すわけです。
ケーススタディを使った練習方法
最新のチャートだけではなくて、過去のチャートを使っての練習ももちろん行う。
この動画で以前ケーススタディという練習方法を紹介しました。
これは、勉強会に入会するとまずみんなが取り掛かるもの。
やり方はシンプルで、最初は色々な時間足を見ると混乱するので5分足からスタートする。
5分足でルールに当てはまるようなパターンがあれば、そこでなぜ買えそうなのかを考えてみる。
5分足でエントリーできることがわかったら、次に上位時間足を見てみる。
5分足では買いでエントリーできると思ったけど、1時間足を見ると下降が強いけど売ってよかったのかな?
この1時間足どんな場面なのか考えてみるわけです。
1時間足の環境がわかったら最後に4時間足も見てみる。
最初の頃は、5分足での自分のトレードした場所が、4時間足では、そのほんの一部分だと思うはずです。
最初は5分足と1時間足の関係性、そして、そこに4時間足も徐々に組み合わせていけるとトレードの優位性が上がる。
5分足の値動きに翻弄されることなく、1時間足で立てたシナリオに沿ってエントリーができるようになっていきます。
急落からの急騰相場。上昇トレンドの初動をケーススタディで練習
では、実際にやってみましょう。
冒頭のチャートを使って見ます。
僕は最近上昇トレンドの中でしっかり買えるようになる練習をすることが多いので、4時間足でこういった伸びているポイントを探して練習する事が多いです。
今回は、その中でも初動の部分をやってみます。
こういうところって売ったらいいのか、買ったらいいのかわからなくなることが多いんですよね。
わからないうちはトレードでは手を出さない。練習で先に経験を積んでおけばいいかと思います。
①のポイント、反転の初動のエントリーができるか確認
5分足でまずはエントリーポイントを探す
では、ここ。9/3日のチャート5分足。
まずはラインを何も引いていないチャートから。
さてこの場面、まず何が見えますでしょうか?
取り敢えず、誰が見ても分かるのは、下降がずっと続いていたということですね。つまり売りが強かった。
ところが、ここからグイッと上昇してきた。ん?っとなります。
早い人なら、ここの戻しが下がらないなら買えないかな?となります。
下がらないならという時に使うのは、何かというと?
そうですね。フィボナッチリトレースメント。
当ててみると、おっ?なんか61.8で止まってから上昇してる感じがしますね。
しかも、ここよく見てみると、なんか小さな5波っぽいの出来ていませんか?
更に良く見るとなんか3回止められていることも確認出来ました。
じゃあ、ここ5分足的には行けるのではないでしょうか?
1時間足で5分足のエントリーポイントが適切か確認してみる
1時間足見てみましょう。
これが1時間足。ここ、ズドンと下げた先だったということがわかります。
さっき入った場所、ここです。
反転の期待をするには全体の下降の勢いから見てもまだ、早すぎます。
仮に底値からの反転を狙ったトレードをするにしても初心者がいきなりこれを狙う必要はありません。
なので、この場面は見送り。
ちょっと、この場面、本当に見送りで良かったのか自信がなかったので、座談会という生徒同士の交流会でも聞いてみました。
1時間足の動き的にも早すぎるということでやはり見送ってよかったポイント。同じルールで勉強している仲間だからこそ質問に対する解答も明確でわかりやすいのが嬉しいです。
②のポイント、前回落ちたところまで上昇してからの戻し
5分足でまずはエントリーポイントを探す
次見てみましょう。
先程の場所から、グイッと急騰しました。
あー、やっぱ入っておけばよかったーと感情的になったらトレーダーとしては失格。
ここはむしろ、証拠が出たと事実を確認する場所。
上ヒゲで止められたことは気になるものの、前回の下降をほぼV字で戻すような動きになりました。
であれば、買いの勢いが強くなっているということなので、下がらないならさっきよりも自信を持って買えそうですね。
どうなったら、買えますか?まずは、先程も使ったリトレースメント。
38.2-61.8の付近で下げ止まってくれたら買いやすい。
ピッタリ止まっていますね。まぁ、いつもこんな風になることは無いですが、これはわかりやすい。
さらにさらに、ここにはおなじみのあれも引けますね。
そうです。トレンドライン。
こんな感じでしょうか。ローソクの内側を通していく感じです。
そうすると、この辺が候補。ぴったり止まっていますね。
こんな感じで使うインジケーターやラインがどう効いているか練習を通して知っていきます。
今回みたいにピッタリ効くこともあれば、ヒゲで一度抜けたり、実体で行って戻ってみたいな形になったり色々練習を通して経験していきます。
あとは、エントリーのタイミング。
いつもの上昇のタイミングで見てみるとエリオット波動はこうなりますね。
3波の上昇が出ているので、次の5波に乗っていけばいい。5波の安値は1波の高値付近。ということは、FR61.8と合致しますね。なんだか頼りになりそう。
拡大してみると、先程のように小さな5波も出ていますね。
じゃあ、ここ行けるんじゃないでしょうか?
1時間足で5分足のエントリーポイントが適切か確認してみる
1時間足を見てみます。
先程見た場所の上の部分。ここは前回落とされたところまで一気に上昇してきたということです。
ここで勉強会でよく聞く言葉は2つ
- 前回落とされたところは、次回も落ちやすい。
- 前回落とされたところまで一気に上昇してきたということは買いの勢いが強い
今回の場面はどうでしょうか。
例えば前回落ちたところは次回も落ちやすいというのは、高値圏から下降後にじわじわと戻ってきた時に発生しやすいですね。
それに比べて
前回落とされたところまで一気に上昇してきたということは買いの勢いが強い
というのは、どちらかと言うと、一気に落とされてそこを全部戻してきた時に使うことが多い。
こういうときは、戻しを待って下がらないなら買ってみてもいい場面。
ということで、先程の場面は買いでOKということです。
4時間足で環境認識を確認する
この流れで4時間足も見てみます。
下降がすごく強く過去の安値をどんどん抜けていった場面でした。
ここの安値は2018年付近の安値なのですが、前回一度止められていることがわかります。
そこから一度戻して直近の落とされたポイントをうわ抜けて戻してきた。
そこから再度下がらない。
ということは、となります。
まだここが底になるかはわかりませんが、そうなる可能性が有り得そうということです。
その中での1時間足でのV字の動き、勢いに乗ってこういう未来も見えそうな場面でした。
つまり4時間足としては直近の下降が強いが、過去に止められたポイントで止められた。
直近の前回落ちたポイントもうわ抜けて売りの勢いが弱まってきた。
再度、前回のポイントで止められてそこでグイッと上昇する動きが出てきている。
であれば1時間足の動きを見て買っていけそう。
となります。
こんな感じで最初は5分足の単一時間足でまずは、エントリーできそうなポイントを探し、上位足で実際にエントリーできそうか確認していきます。
ここからはおまけ。
急落から急騰したあとがエントリーチャンス!浅い戻しを見つける
再度1時間足に戻ります。
その後、上昇を続けました。前回は上ヒゲで止められたところまで実体でしっかり戻してきました。
買いの勢いが強そうです。
買いの勢いが強い場合は、戻しが弱い場合があります。
であれば、5分足では浅い戻しでタイミングをとって入っていくことも頭に入れておく必要があります。
5分足
どこでは入れそうでしょうか。
買いの勢いが強いようであれば、浅い戻しで入っていくことも必要です。
こんな感じの浅めの戻しで使う小さな5波。
その後、下がらないことを確認して陽線1本見てエントリー。
200MAまで下がってから買いたいところですが、勢いがあるときはここまで下がらないので入っていくパターン。
僕はこのタイプが苦手なのでもっと練習していきたい場面です。
今の自分のレベルだと、その後のほうが入りやすそうです。
3回止められたところ、よく見るとここにも小さな5波ができています。
こっちは前回の高値を実体でしっかり抜けたあとなのでより入りやすいかなと思います。
当時の先生の解説にも下の方で入れなかったらこの辺でというコメントも有りましたので、悪くは無いのかなと思います。
FXで高値づかみを防ぐ2つのコツは上位足の左側と前回止められたポイントを意識するだけ
上昇トレンドだから買うぞー!でも高値更新ならず下降。
トレード経験がある人なら誰しもが経験あるはず。
5分足レベルのちっちゃな下降ならいいけど、1時間レベルで下がれば100pipsなんて下降はザラ。
上昇トレンドだから買い続ける事が本当に正しいのか?
今回は、上昇トレンド中の高値圏での振る舞いについて考えてみます。
目指せ高値づかみからの卒業
この場面、あるポイントに気づけば、逆に売ることだってできるんです。
上昇トレンドの基本であり王道は押し目買い
1時間足。誰が見ても上昇トレンド。
上昇トレンドの基本であり王道は押し目買い
下がったら買う。
当然ですよね。
では、下がったらとは何を指すのか。
1時間レベルの押し目
1時間足レベルの押し目なら例えばこんなところ。
5分足で拡大してみると、当然下げた先の方からの買いになります。
下がってきたならお買い得。まずは買いを考えていくのが基本です。
5分足レベルの押し目
1hレベルの浅い戻し、5分足レベルでの押し目であれば、こういうところですね。
直近の5分足の上昇の戻しに対して、タイミングをとって入っていく。
できるだけ下の方から下げ止まったことを確認してから入っていく。
こういうところから買っていければ、しっかり利益を残せます。
ところが、同じ浅い戻しでも、こういったところで買ってしまうと、ズドーン。
1時間足レベルの調整の戻しに巻き込まれてやられてしまう。
なんか200MAも上向いているし、エリオット的にも5波目っぽくて、買えそうな雰囲気はあったのに何がダメだったのでしょうか。
こうならないためには何が必要か。
FXで高値づかみを防ぐ2つのコツ
解決のヒントになるのは2つ。
1つは上位足の左側。
もう一つは、直近の前回止められたポイント。
順番に見ていきます。
1.上位足の左側を意識する
1つ目は上位足の左側。つまり上昇トレンドの高い位置にいるわけですが、今どこにいるのかということ。
過去に何度も止められた場所であったり、更に大きな足では下降しているならその戻し候補であったり。
こういった場所では、できるだけ高いところでは買わないほうがいい。
1.前回止められたポイントを意識する
ここなんて、前回落ちたところで止められていますが、その後の上昇時にも再度止められています。
何度も止められたことによって、この付近の抵抗が更に強くなる。結果的に再度上昇するも止められて落ちていきました。
さらにさらに、そのあとV字で勢いまでつけて上昇しているのに止められた。こうなったらもう、下に行くしかありませんよね。
トレードチャンスは今後もいくらでもあります。敢えてリスクを取っていく必要はありません。
しっかり戻しを待ってからでも間に合います。
では、今回の場合だとどうでしょうか。
4時間足だと左のほうがわかりにくいので、先に日足を見ておきます。
上昇トレンド中の押し目で高値づかみを防ぐ事例
日足
こちらが日足。
ピッタリ止められている事わかりますね。このラインは、去年の年末からの大きな下降に対してのフィボナッチリトレースメント。
61.8があることがわかります。
しかも一度大きく止められていることがわかります。
未来は見えている通り、最終的には抜けていきますが、ここをズバッと抜けていけなかったのであれば、一度は戻す可能性があることは容易に想像が付きます。
ということは、ここが硬い可能性があるので、しっかり戻しを待ってからのほうが安全です。
4時間足
日足とほぼ同じですが、もう少し細かく見てみます。
先程の下降の戻し61.8に対してひげですね。実体で抜けることが出来なかった。
一度戻してからの上昇もピッタリ止められていることがわかります。
更に、左側の高値。
ここ、動画で度々出てきますが、水平線もヒゲ先ではなく、ローソクの内側を見ていきます。
ヒゲ先には届いていませんが、このラインやっぱり効いていそうです。
4時間足を見ると、やはりスグに買っていくと言うよりは戻しをしっかり確認してからのほうが良さそうですね。
1時間足
そしてこちらが1時間足。
上昇トレンドが続いていますが、先程の日足、4時間足を見ると、上からの抵抗もしっかり入っていそうに見えます。
直近の上昇にリトレースメントを当ててみると、38.2はこの辺り。
ここまでしっかり戻してくれると、1時間足としての押し目買いがしやすそうな場面です。
他にも押し目候補としては、この辺り、前回グイッと上昇が入った付近。
あるいは、その下のFR61.8。ここは前回何度も抑えられた場所でもあり反応が期待できそうです。
この場面エリオットではないですが、1波の高値は4波の安値で止められやすいのと考え方は同じですね。
上の方はどうでしょうか。
積極的に買っていくと言うよりは、このラインに対してどういう動きをしていくのか観察するのが良さそうです。
特に、直近の上昇も上髭をつけて61.8にピッタリ止められています。
5分足
そしてこれが5分足。
ここが冒頭につけた失敗ケースの押し目買いの場面でした。
直近は上昇の局面でよくある、調整時のエリオットを作っているように見えます。
しかも200MAもあり、なんだかピクピク反応しているようにも見えます。
じゃあ、スグに買うかと言うと、先程の上位足の背景ですね。この浅い戻しで一気に抜けていけるかと言うと、買いの勢いが弱そうに見えます。
そして、もう一つ。
これが、ポイント2つ目。
直近の前回止めらたポイントを意識する
よーく見てください。前回止められたポイントってどこですか?
そうです、ここですね。ここってどっかで見た覚えないですか?
前半で紹介した日足のチャートですね。
なんか、似てませんか?前回止められたところで再度止められている。こっちは止められて下降しました。
5分足見ていきます。
その後どうなったかと言うと、こうなりました。
200MAを割ってV字でグイッと戻そうとするものの、抜くことが出来ない。
しかも、ここには何があるかと言うとトレンドライン。200MAに潜り込むようにして高値更新を戻しに行くも失敗するような形になりました。
なので、上位足での高値が抜けない背景をもとに、できるだけ高い位置の、ここで売ることが出来ます。
上昇トレンドなので下がったら買い
でも、上昇中なので無理して売る必要は無いですよね。
上昇中は押し目から買うのが基本。
先程の、浅い押し目での買いや、売りが入ってくる場面で間違って買わない事がまずは大切。
つまり、見送る力。
練習を重ねる中でこの力が身につけば、成績は安定してきます。
高値づかみを防ぐポイントは、
- 上位足の左側を注視する。
- 直近の高値に対する値動きを意識する
ということでした。
じゃあ、この場面、これで終わりかと言うと、そうではないですよね。
下がってきたんだから、買いたい。
再度1時間足を見てみます。
下降の38.2には達していませんが、その付近まで落ちてきてくれました。
ピッタリ付近まで落ちてくれるのが理想ですが、下がらない場合もあるので、この付近でいい形が出たら一度買ってみても良さそうです。
5分足を見てみると、直近の上昇の61.8付近まで落ちてきてくれました。
ここほかに何があるかと言うと、フィボナッチエクスパンション
ちょうどFE161.8があることがわかります。落ちてきているところでいきなりは買えないので様子を見ていると出ました。
強い陽線。直近の下降の起点も上抜く強い陽線が出たのでここから買っていくことが出来ますね。
あるいは、その後の戻しがないことを確認して。いつもの小さな5波が出てから買っていけばいいのではないでしょうか。
売りの勢いもあるので直近高値付近までとって終了。
前回止められたポイントが止められやすいのはどの時間足でも同じ
おまけですが、最後にこの5分足チャート、面白いなと思ったので紹介。
この5分足チャート未来まで伸ばしていくとこんな感じ。結局前回落とされたところで何度も止められました。
最後のところで抜けているんですけど全部戻されていますね。こんな感じの、途中でも見ましたよね。これ。日足のチャート。
相場を日頃観察していると、こういうあれー?どっかで見たことあるなぁという場面、増えてきます。
これが積み重なることでチャートパターンがどんな相場の時に効きやすいのか徐々にわかってきます。
引き続き練習続けていきましょう。
それでは。
FX上昇トレンド天井付近で短時間で40pipsを取るための環境認識方法
上昇トレンドの基本は押し目買い。
下がってきたら買いたい。
でも、今回はここで買いました。伸びた先の方。
下でもなく、真ん中でもなくここ。
以前の自分だったら見送ってしまうこのパターン。それどころか、売って負けていたような場面。
なぜ今回は買いで入れたのか?
チャートの背景と、学習の仕方を見直したことで小さな成長が見られたのでシェアします。
最近、こんな座談会も主催するようになりました。なぜか。
今回は、勝ちトレーダーに少しでも早く到達するために必要な学習について考えます。
FXの基本「押し目買い」「戻り売り」だけを徹底的に練習する
FX初学者や勝てないトレーダーがハマりやすい沼
FXの基本は「押し目買い」。
上昇した先っぽでは買わない。
上昇して「戻したら」買う。
これは、勉強会でいつも言われることだし、実際勝ち続けている先輩トレーダーはこの基本が出来ています。
トレード報告を見ると売りも買いも取れている先輩はいますが、実際に話しを聞くと、この基本の押し目買いを徹底的に練習してから次のステージ足を進めています。
ところが、FXの勉強を始めたばかりであったり、なかなか勝てない人ほど、これとは逆のことをしてしまいます。
トレード報告に上がる売りも買いもできる先輩トレーダーに憧れたり、勝てなくて焦ってしまうから慌てて表面的な真似だけをしようとしてしまう。
そういう時は欲もあるので、利益もこの先輩トレーダーのように伸ばそうとする。
売りも買いもやって、利益は伸ばして、損切りは短く。エントリーは分割してみたり。
他にもいっぱいあります。
1日最低1回はトレードしようとしたり、逆張りばかりやったり、ナンピンしたり。いつの間にか1分足までガン見していたり。
これだと、「沼」にハマります。沼にハマると成績が安定しない。
更に、色々やってしまっているから上手く行かない原因の切り分けが難しくなる。
ハマった僕にはよくわかります。なかなか抜けられません笑
FX学習の沼から抜け出す方法は一つのテーマに集中する
抜け出す方法で最もシンプルで強力なのが、冒頭の「押し目買い」「戻り売り」だけをする。
つまり、上昇中なら「買い」だけ、下降中なら「売り」だけをする。
わからない相場やもみ合いでは手を出さない。
実はこれだけで成績は驚くほど安定します。
練習もまずは、過去チャートでこれだけをとことんやってみる。
先日の先生の動画で押し目買いの練習方法が紹介されています。
すごく勉強になるのでぜひ見てみてください。
一人で黙々と練習するとスグに詰まってしまう人や、なかなか解けない課題はみんなで相談すればいい。
勉強会だと座談会というオンラインでの勉強会があります。
今月から僕も開催してみました。
僕はとにかく先程の「沼」にハマりやすいのでテーマを絞って開催しています。
みんなで徹底的に押し目買いについて議論を繰り返せば自ずと矯正されていくはず。
変な癖がつきやすくなるのを防ぐための工夫は一人の学習でも色々出来るはずです。
天井付近での上昇トレンド中の押し目買い
押し目買いの中でも天井付近で買うケース
押し目買いについては過去の動画でも沢山ありますのでぜひ参考にしてみてください。
今日紹介するのは、押し目買いの中でも比較的天井圏の辺りでのエントリー。
左下が1時間足ですが、結構高い付近でエントリーしていることがわかります。
ここ天井っぽいし、むしろ売りなんじゃないのと思う方もいるかも知れません。順番に見ていきましょう。
日足:FR61.8の天井やや抜け
4時間足だと全体がわからないので日足から見ていきます。
日足は昨年からの大きな下降から戻してきている場面です。
直近の上昇は下降に対する戻しです。
どこまで戻しているかを測るのは、すでに引いていますが「いつもの」フィボナッチリトレースメント。
引いてみると戻し候補になりやすい61.8は一度効いているものの直近ではうわ抜けてきました。
今どんな波かをみるには、こちらも「いつもの」エリオット波動。
現在は5波目。
5波は3波の高値付近で止まることもあるし、そのまま抜けていく場合もあるですね。
現在は3波の高値を微妙に抜けてきた場面であり、直近の下降の61.8も抜けてきた場面。
ここを抜けると上の方がなんだか抵抗になりそうなものがしばらくありませんね。
いつもお話しますが、デイトレーダーは、相場や値動きをもとに、今後数時間先ぐらいまでの相場を考えます。
数日先の未来は我々にはわからないので、今後上まで行くという想定のもとトレードをしたりはしません。
4時間足:天井付近は抜けてからの押し目
続いて4時間足。
先程の日足のフィボナッチリトレースメントの61.8のライン。赤線で引いていますが4時間足で見ると、前回高値のエロライン付近がかぶりますね。
直近を見ると、何度もひげで抑えられていたことがわかります。
そこをグイッとうわ抜けて、何度も抑えられたところまで戻してから上昇している場面。
事前に引いているのはフィボナッチエクスパンション
根っこを起点に引いたものですが、直近の波の到着の目安となる261.8をすでに抜けています。
ということは、この上昇は戻しの勢い以上に買いの勢いが強いと見ることが出来ます。
その背景にあるのは、日足レベルの上昇5波目だからと考えることができそうです。
他にも上昇トレンドを事前に引いていますが、こちらもトレンドに沿って動いている場面になります。
であればトレンド付近まで戻してきたら買っていきたい。
1時間足:上昇トレンドの天井付近で抜けるか戻されるか
続いて1時間足。
上昇がずっと続いている場面。
日足で引いていたフィボ61.8付近でもみ合った後、上に抜けてきました。
この辺り、何度も上をつついた場所で今度は支えられて上昇しています。
直近を見ると、高値付近ですでに3回ほど止められた場面。天井っぽくも見える。
もう少しわかりやすくするため、ラインを引いてみます。
トレンドラインの引き方は、基本的にはひげ先には引かないですね。
ひげや実体の内側を中心に引いていきます。
こんな感じ。拡大したものですがこの辺り、ひげの内側、実体の内側を中心に通っていますね。
そうすると、こういったひげの先の方なども併せてピッタリになります。
左側の拡大がちょうど、今回のポイントですが、こちらも伸ばした先の方で、ひげ先がピッタリ止められていることがわかります。他にも抜けて全部戻してという場所も意識します。
こういう時、TLラインが効いているとみなします。
直近、何度か止められていますが、上昇トレンドが続いていそうですね。
1時間足で考えることは、まずは戻したら買いたい。
例えば、何度か止められている付近まで戻せば買いやすそう。
もう一つは直近の上昇の押し目ですね。
ただ、その場合、高値付近でもあり、5分足でわかりやすい形になってこないと買いにくそうです。
特に、上からの売りも入ってきそうなので、下がらないことが確認できてからの方が入りやすそう。
5分足を見ながらシナリオを立てていきます。
5分足:もみ合い朝の時点ではよくわからない
こちらが朝の時点で見たチャート。
うーん。なんだかどっちに行きそうなのかこれだけだとよくわからないですね。
朝の時点では、正直よくわかりませんでした。
前日直近の高値を抜けてきたものの、その戻し、ここは前回何度求められた付近なのですが、ここから再度落とされました。
なんだか上も硬そう。
下は、どうかと言うと安値を切り上げてきている。買いが強そうなのはわかった。でも売りもなんか強そう。
この時点では、まだ上の方から買うシナリオはありません。買うなら上に抜けてからの戻しかなという感じでした。
自体が変わったのは夕方頃です。
1h足で直近まで何度ももみ合っていた高値圏をグイッとうわ抜けてきました。
僕はこの1hの陽線の確定で入っています。
ここが5分足でどうだったのか最後見ていきます。
5分足は夕方頃まで真中付近をウロウロする流れでした。上の方で落とされるかなと思ってみていました。
ところが、下げることなく直近の強く落としてきた場所を抜けてきました。
売りが強いなら、ここでグイッと落としてきてもいい場面。
しかし、上昇トレンドに乗って下がりません。
最後の部分拡大します。
小さな5波が出て下降がこの付近で止まった形が出ていますね。
陽線を見てエントリー。ここが先程紹介した1時間足の陽線確定でもあります。
ここの根拠、他のエントリーした方が同じかはわかりませんが、僕はこうやって見ていました。
利確はどこでしょうか。
いつものように20pipsでもいいですが、今回は抜けることがほぼ決まったところで入っています。
上位足の上昇トレンドの中で力をためてからの上昇でもあるので、いつもより伸ばしてみました。40pips
利食い候補にいつも使うエクスパンションですが、どこに当てるのがいいか正直微妙でしたが、直近の波に当ててみるとそれぞれ同じような場所だったのでこの辺りを目安にしました。
参考程度に当てたものなので適当です。
今回は上昇トレンドの中でも、天井圏の辺りでのエントリーを取り上げてみました。
前半パートでお話した、学習の仕方、すごく大事だなと最近改めて感じます。
今回のエントリーが出来たのは、押し目買いばかりを練習している中での気づきが形になったものでもあります。
何でも全部やろうとせず、まずは目の前のことに1つずつ取り組むのが結果が早く出るコツだと改めて勉強になりました。
皆さんにも参考になれば幸いです。
それでは。
FXエリオット波動でもっと楽に20pipsを確実に取る方法。
ドーンと一直線に100pips弱下げたあと、あなたはどうする!?
「よーし売るぞ!」
バイーン!
「あれー、上昇しちゃった!FR61.8も抜けて上昇の勢い強そうだから押し目から買うか!」
ズドーン!ギャー!
Game Over
こんなトレードありませんか?
5分足だけを見ていると、目先の値動きに惑わされてついついこんなトレードをしてしまう。
1時間足を見れば上昇してるんだから、下がったところを買えばよかった。押し目買い。
5分足ならこんな感じ。20pipsサッととって終わり。
じゃあ、お前はどうだったんだ?と思いますよね。
僕は、売ってました。
実はこっちもOKです。
冒頭のGameOverしたケースとは何が違うのか?
テーマは「エリオット波動」
今から半年前のチャートを振り返ると、当時とは違った見方をしていましたので、併せてお話していきます。
相場はエリオット波動を使うと流れが見えてくる
日足の環境認識にエリオット波動を使ってみる
今日見ていくチャートは2019年12月3日
どんな場面だったか見ていきます。普段は4時間足からですが、少し大きく日足から。
2019年前半はずっと下降がつづいていました。
そこから、強い上昇で戻してきていた場面です。
どこまで戻していたかと言うと、「いつもの」フィボナッチリトレースメントを引くとわかりますね。
61.8付近で2ヶ月近くもみ合っていた。そこからようやく上にぐいっと抜けてきた場面です。
もうひとつ「いつもの」エリオット波動も書いてみます。
エリオット波動はこれですね。
勉強会ではフィボナッチリトレースメントの38.2まで戻したら相場状況に応じてカウントしていきます。
4波の安値は1波の高値付近で止まりやすいというのが特徴でした。
当ててみるとこう。波としては5波目が継続するような動きです。
この辺は次の抵抗になりそうなものもなく継続的に買っていけそうな雰囲気ですね。
デイトレーダーは未来のことを予想する仕事ではないのでもし上昇するなら、このへんは抜けやすそうだなぐらいです。
4時間足の環境認識。ひげ集をどうみるか
続いて4時間足。
4時間足で分かることは日足とそれほど変わりませんね。
日足ではひげ集でしたが、4時間足では実体でしっかり抜けてきたことがわかります。
直近高値、特に実体をしっかり抜けてきたかどうかはよく観察するようにしています。
日足、4時間足でわかったことは、上昇トレンドが継続しており、上の方が狙えるということ。
また、エリオット波動は高い位置での5波継続ですが、直近のもみ合いからグイッと抜けてきたことから上昇の勢いがあると考えられます。
下がってきたら下位足でタイミングをとって買っていきたい場面。
1時間足の環境認識。エリオット4・5波目を考える
続いて1時間足。
右の方の答えは隠しています。この段階で何が分かるか一緒に考えていきましょう。
一時間足は直近のもみ合いを抜けてきたことがわかります。
上昇の波がどうなっているか、先程も出てきたいつものエリオット波動を当ててみましょう。
リアルタイムで見ていた時、こうやってエリオット波動を当てていました。
一応、FR38.2まで下がってきていますね。ルールに沿って4,5としていました。
そこから下降。ということは?
エリオット波動を使った想定されるシナリオのパターン
相場をエリオット波動で考える場合のパターンをいくつか考えてみます。
ケース1:5波完了後下降エリオットが始まるパターン
1つ目は、このまま下降エリオットが始まる場合。
急落を見ても、このまま上がれないなら下がっていく未来。
ただ、上位足の背景を考えるとなんかこれはまだ見えなさそうな未来ですね。
もう一つ、これは実際にしっかりと抜けてきてから考えればいい話。なので、今スグにこの未来を考える必要はなさそうです。
ケース2:5波完了後もみ合うパターン
2つ目は、このまま5波が終わって、横ばいでもみ合う場合。
エリオット波動学び始めると、5波終わった瞬間に、売り目線になる人がいますが、これは間違い。
実際には、しばらく横ばいで方向性を探すことはよくあります。
実際、冒頭で見た、4時間足もしばらくもみ合っていましたよね。その後、どちらかに動くケース。
ケース3:5波継続のパターン
3つ目はV字で戻してそのまま抜けていくケース。
その場合、なんだか変ですね。この場合だと、4波の安値を割ってしまっています。これだとなんだかおかしい。
ここで、一つピンと来ませんか?
これです。1波の高値は4波の安値になりやすい。でしたね。
そして、4波はジグザグでも見合いながら下降しやすいという特徴がありました。
ということは?
ケース4:そもそも5波完了ではなく4波継続中のパターン
これが4つ目の考え方。そもそも、今の動きが4波である可能性。
直近のフィボナッチリトレースメントもFR61.8までは距離がありますね。
仮にこれが4波であれば、ジグザグ上下に動きながら、右の方でグイッと上昇していく可能性の5波が期待できそうです。
仮に5波が発生するなら1つ目は直近高値付近までの上昇。
もう一つはそのまま抜けていくケースですね。
集約してみるとこの3つになります。
ケース1は、上位足の方向性からも想定はしていませんでした。そうなったら、対応しようと考えていました。
リアルタイムで見ていたときは、ケース2を想定していました。つまりしばらくもみ合うんじゃないかなと。
学習を重ねる中で、今はこのケース4と書いているケースも意識するようになりました。
環境認識はエリオット波動だけじゃない!材料を組み合わせて分析する
冒頭で紹介した買いが何で出来るかちょっとイメージ湧いてきましたか?
じゃあ、この辺り下がらないことが確認できたらちょっと買ってみても良さそうですね。
もう少しポイントを絞ってみましょう。
先程は各波に当てていましたが、仮に5波終わったかもということであれば、全体に当ててみてもいいですね。
FR38.2がちょうどこの辺りにあります。赤線引いておきます。
ここ、ちょうど前回何度も止められたところでもありますね。
動画でいつも話しますが、インジケーターはあくまで補助です。ですが、引いてみると過去にも意識されていることはよくあります。
当時の僕は、インジケーターの値ばかり意識して、こういう左側を見ていませんでしたが、今はこういったものも意識しています。
そして上昇中に引くものと言えば、そうですね。トレンドラインです。
この辺り、やはり意識されていそうですね。下がらないなら買えそうです。
閑話:環境認識とシナリオ作成にどれぐらいの時間を使う?
環境認識に随分時間を使いましたが、実際朝シナリオを立てるときも色々考えます。
先日先輩トレーダーとシナリオにどれぐらい時間を使うかと聞かれて、僕は30分と答えましたが、その方々は50分ぐらい使うと話されていました。
もうずっと勝ち続けているトレーダーがそれぐらい時間をかけて戦略を考えていることに正直びっくりしましたが、最近はその理由が少しわかります。
冒頭のGame Overトレードのような値動きに翻弄されるトレード、僕も結構長いこと続いていました。
勉強会に参加してからも、最近でも時々やらかすことがあります。
これって、つまり、こうなったらどうしよう、こうなったらシナリオを立て直そうという準備が全然足りていいないからなんですよね。
値ごろ感でトレードするケース、大体、そのポイントでのシナリオを持っていなかったり、更新していなかったりすることがほとんどですから。
5分足でシナリオを立ててみる
買いのシナリオ
では、最後にエントリーを見ていきます。
改めて見てもやはり強い下降ですね。事前に「いつもの」戻しを測るフィボナッチリトレースメントを引いています。
直近の下降が強いので、5波の流れで全部戻すか期待するのは難しそうですが、38.2付近までは下がらないなら一度買ってみても良さそうですね。
じゃあ、どういった形なら買えそうか。
すでに赤ラインに一度到達しているので3度めの正直などで買えそうですね。
この部分もう少し拡大してみてみます。
赤線からV字で全部戻してきました。直近の高値も抜けて、買いの勢いが増してきています。
そして、その後3つめの部分を見てみると、ここにいつもの出ていますね。小さな5波。当時は、気づきませんでした。
じゃあ、ここから買っていけますね。
売りのシナリオ
その後も見てみましょう。
その後、高値手前で急落しました。
1時間足を思い出してみます。
1時間足で何を考えていたかと言うと、こうでした。
結果的に、上昇してきましたが、ケース2のもみ合いか、ケース4の5波目なのか判断が付きませんがいずれも高値圏で上がれないなら売ってみても良さそうです。
もう一つ、出来上がった事実を見てみます。1時間足。
あれっ?いつもの出ていますね。3度めの正直。
なんだか売れそうですね。5分足を見ていきます。
下から波がどこまでのびるのかを測るエクスパンションを引いてみます。FE261.8。伸びた先ですね。
そこから一気に下降して直近のもみ合い付近も割ってきました。
戻してきますが、FR61.8を抜けられません。
もう一つ、気になることは直近の上昇押し目が無いんですよね。ということは、安値付近まで売れるのでは?となります。
実際がこうでした。
抜けられないことを確認して売り。
上位足はまだ押し目の付近ですから当然安値抜けは期待しません。手前で利確。
今回は、エリオット波動を軸に考えてみました。
ただ、あんまり難しく考える必要はないと思います。
冒頭に言いましたよね。
1時間足を見れば上昇してるんだから、下がったところを買えばよかった。押し目買い。
基本はこれです。
まずは、しっかり戻したら買えるようになりましょう。
本番でゲームオーバーにならないためにも、練習あるのみです。
FXトレンド継続か転換かの目線がはっきりすれば20pipsは簡単に取れる
そろそろトレンド転換?売っていけばいい?
と思う方も多いかもしれませんが、実際にはこの辺、まずは買いです。
相場が上昇しているんだったら、まずは押し目買い。
なるほど、じゃあ売らずに待っていれば良いんですね。
半分正解で半分不正解。
どのスケールに注目するかで売ることも出来ます。
こんな風に。これは先程の買いの翌日。
今回のテーマは目線の固定。
特にトレンド終盤付近で売り買いどっちだろう?という方必見です。
トレンド終了の下降サイン?いいえ、そこは押し目買い候補です
今日は上昇トレンドが終わりそうな動きをしたときにどう考えていくかがテーマです。
早速チャートを使って見ていきますが、これは2020年4月ごろの相場です。
こちらは4時間足。今回考えたいのはこの付近。
相場全体としては、大きく下降してきた後、V字のような上昇でグイッと戻してきました。
戻しを測るフィボナッチリトレースメントを引いてみるとFR38.2は抜けてきています。
ということは次の目安、50や61.8付近までは押し目を買っていけるかなと考えますよね?
現在は上昇しているので、下がる証拠が出るまで買っていきたいという場面。
方や、こういう見方も出来ます。下降の戻し上限付近にも来たからそろそろ転換して売りなんじゃないか?
リアルタイムで見ていた時、僕もこのイメージは有りました。
この付近1時間足を見ていきます。
なんだか、すごい下げ来ました。
「トレンド転換、キター!」
「4時間足の戻りキター!」
「売るぞー!」
リアルタイムで見ていたらいよいよ4時間足の戻り売り来たのか?と思う方いるかも知れません。
しかし実際には、こうなりました。もみ合ったんですね。
こちらは実際のエントリー。先程の下降の局面、実は買いで入っている方が多いんです。
先生の矢印もこの日は、ここだけでした。なぜでしょう。
トレンド継続か転換かの判断は左側を確認する
解決のヒントは、目線の固定。
そして直近の値動きに対してシナリオを複数組み立てる
再度1時間足から見ていきます。上昇の最安値から表示させています。
1時間足を見ると分かるのは、上昇トレンドがつづいていました。
ということは、
「下がったら買いたい。」
これが基本ですよね。
下がったら買いたい、これってつまりどういうことでしょう?
動画の中でも度々登場しますが、どこまで下がったら、何を基準に買いたいのでしょうか。
一つは、「いつもの」ですよね。
そうです。フィボナッチリトレースメント。
実際に引いてみます。
最安値からの波と、次の上昇の波にリトレースメントを当ててみました。
まず、考えることは、38.2付近まで戻ってきたら買いやすそう。ということですよね。
この付近、左側の方を見てみると、過去に何度も止められた箇所があります。
ここを割ってくるまでは、まずは戻したら買っていきたいとなります。
とは言え、この間約200pips、何もしないで下がってくるのを待っているわけではありませんね。
途中で下げ止まったらちょっと買う、あるいは、売りの勢いが強くなるようなら戻しをちょっと売る。
シナリオはその都度更新をしていく必要があります。
目線は1つに固定する。状況に応じてシナリオで対応する
えっ?さっきは「押し目を買いたい」って言っていたのに、「売りの勢いが強くなったら売る」ってことは、言ってること真逆じゃない?
と思う方いるかも知れません。
ここが、2つめのポイント「直近の値動きに対してシナリオを複数組み立てる」
僕自身、この点が最初よくわかりませんでした。
上昇トレンド中であればもみ合っても常に買い続けるのが当然何じゃないか?
例えば、意地でもこのラインまで待ち構えてみるか。
あるいは、途中で買いの勢いが強くなったら買ったら良いんじゃないのか?
それは、間違いでは無いと思います。
ポイントは、チャートのどの場面を意識してトレードするかという点です。
全体では、上昇が強いので当然戻したら買いたいです。緑のイメージですね。
売りの勢いが強くなったから売るというのは、この赤い部分です。全体で見ると小さく5分足レベルのサイズ感です。
(※これは直近に何度も止められて上がらないなら一旦下に行くかもという前提条件があります。)
この赤い部分で今スグ、上昇トレンドが転換して下がるかどうかは誰にもわかりません。
しかし、この強い下降の事実に従って、直近の下降に対する戻り売りも計画しておくということです。
ただ、先程の通り自分もよく迷いました。どんな時、売ったらいいのか、ダメなのか。
これは学習者のレベルによります。
初学者であれば、上昇中に、売ったり買ったりをしてしまうと、その根拠があやふやになります。
実際にリアルチャートを見ていると、値ごろ感でトレードしたりしていませんか?「あっ、下がったからついていこう!」って。
そういうトレードをやっているといつまで経っても成長することが出来ません。
まずは、上昇中は下がったら買っていこう。
何で、ここで買ったらダメだったんだろう?ということを学習していった方が良いです。
まずは、全体の流れに沿ったトレードが出来るようになったら、直近の値動きも意識していくのがよいかなと思います。
上昇トレンド中に出来る買いと売り
上昇トレンド継続を意識した押し目買い
では、実際どう買えるか、見ていきます。
再度1時間足。
下から引いたFR38.2までは距離があります。この間で買えそうな値動きがあればちょっと買っていきたいです。
買いたいときは何を見ますか?
いつも使うわけではないですが、今回はこのもみ合っている地点にもFRを当ててみます。
なぜかと言うと、横軸です。戻しは深くないのですが、随分横軸を使ってこの付近もみ合い波のような形を作りました。
当ててみると、このポイント面白い事がわかります。
ここ、直近の上昇の起点ともかぶっていますよね。
もう一つ、インジケーター当ててみます。
波がどこまで行くのかの目安に使うのは、フィボナッチエクスパンションです。
こうですね。ちょっと、波と言うには、かなりのっぺりしており、あまり参考になるかわかりませんが、FR61.8付近にこちらもあります。
なんだか、ここで下げ止まるか、いい形が出来たら一度買ってみても良さそうですよね?FR61.8に赤線を引いておきます。
では、5分足見ていきます。この赤いライン付近で買える形が出たら買っていきたいです。
どうなったら買っていけそうですか?
直近の下降も強かったのでこの考慮は必要です。
例えば
直近のライン付近で3回ぐらい下がらない状態からグイッと上昇するようならその戻しから
とか
あるいは直近の戻しの付近までグイッと上昇するなら小さな戻しから入ってみるとか。
あるいは
あるいは直近の戻しの付近までグイッと上昇後に、リトレースメント38.2-61.8付近に波をつけて下げ止まるならとか。
実際はこうなりました。
直近の高値をグイッとうわ抜けてからの小さな5波からの買い。
利確は、上の方だと、下降の戻しも入ってくるので200MA付近で20pipsをサクッと取るのが良さそうです。
この日僕もトレードしていまして、入ったのが青い部分。
エントリーまでのセットアップは先程紹介したとおりだったのですが、急ぎすぎでした。
勝ったトレードでも、定期的に振り返ることで、もっと良いエントリーポイントを探すための研究に繋がります。
上昇トレンド中の直近の強い値動きに対しての戻り売り
ここからは、今度は売りたい人の話。
全体の目線は、上昇中なので、買いです。
しかし、一時的に明らかに強い下げがありました。つまり、売っても良い証拠が出ました。
先程の通り、20pipsを取りに行くので、全体とは別に、直近の値動きを意識したトレードも出来ます。
つまり、この強い下げに対しての戻り売り。
この場合、どこまで狙うのが良いでしょうか?
そうですね。全体は上昇なので、直近安値手前付近です。
どうなったら買えるか5分足で見ていってみましょう。
こちらが朝の時点です。
上から戻しの目安となるフィボナッチリトレースメントを事前に引いています。
先程の上昇は、61.8までグイッと伸びていきました。
上昇に勢いがありますね。一つは、このままグイッと上昇していく可能性もありそうです。
良い形が出るなら先程の押し目買いの継続でちょっと買ってみるととかもできそうです。
もう一つは、1時間足の下降に対しての直近の戻り売り。
この場合は、上昇の勢いが強いので弱まってから出ないと売れないです。
上昇の勢いが弱まってからと言うと、これもいつものですね。
3度めの正直。61.8をどうしても抜けない。上昇の勢いが弱まったことが確認できたら売っていけそうです。
実際は、こうなりました。
ピッタリ止められましたね。
この辺りから売っていくことができそうです。
200MAを一度下抜けてから試すも失敗して落ちていく形、下がる時にちょくちょく見かける動きも出ていますね。
あるいは明確に下げたことが確認できたところから右の方から売っていくことも出来ました。
ここで僕も売っているのですが、こっちはエントリーが早いですね。
勉強会ではこの青矢印から赤矢印へエントリーが出来るようになるために、みんな勉強しています。
買ったからOKではないということです。
今回は上昇中の目線の固定についてお話させていただきました。
上手な人は、こういう局面、売りも買いも両方のシナリオを持って売りも買いも取れたりしますが、必ずそうなる必要は無いです。
まずは、押し目をしっかり取る。そして、直近の値動きを見てそれに乗っていくこともいずれは練習していきましょう。
それでは。
【FX】上昇トレンドの押し目買いだけで20pipsサクサク取れます
FXトレーダーなら絶対出来るようになりたいのが
「押し目買い」
上昇トレンド出たら、押し目買い!
下降トレンドきたら、戻り売り!
FXで勝てるようになるためにはまずはこれをひたすら練習するのが早いです。
最も利益を取りやすいトレンド相場でしっかり乗れるように練習していきましょう。
そうすればこんな風に取れます。
FXは上昇トレンドの押し目買いだけで勝てる
FXで一番簡単に利益を狙えるのは、トレンド発生中。
下がったら買う、下がったら買うを繰り返せば利益を積み上げていくことが出来ます。
トレンドは発生初期はわかりにくいですが、確認が出来たら後はついていくだけ。
「頭と尻尾はくれてやれ」
FXの学習でよく言われる言葉です。
トレンド中は発生の初動はわかりにくいので、わかってからついていく。
また、伸びた先、これは上位足、例えば4時間足の抵抗帯付近では手を出さないということです。
美味しいのは、真ん中、この部分をしっかり取れるようになればFXで利益を出しやすくなります。
じゃあこれ、取れるようになりたいですよね。
取れるようになるためには、ひたすら練習するしかありません。
いつも紹介しているものにケーススタディという練習方法があります。
これは右側が見えている状態で過去チャートを検証していくものです。
このケーススタディ、最近はテーマ性を持って取り組むようにしています。
今回紹介しているような上昇トレンドの押し目買いなら、そればかりを何度も何度もやってみる。
ということです。
上昇トレンドが発生しているかまずは環境認識
上昇トレンドの基本は、押し目買い。
下がったら買っていくのが基本ですよね。勢いが強いときは、5分足レベルでの浅い戻しで入っていく必要もあります。
実際に見てみましょう。
今回見ていきたいのは、2020年5-6月にかけての上昇トレンド。
今回は1時間足をメインに見ていきますが、先に4時間足の方で壁になりそうなポイントを見ておきます。
4時間足。
下降トレンドがつづいていました。
そこから上昇して、戻された場面。
4時間足の全体の戻り売りが発生するのか、直近の上昇を継続するのかという場面。
下降のFR38.2は既に抜けているので、上昇するなら次の目安として、FR50付近、そしてFR61.8あたりでは下位足の様子を見ながらトレードしていきたい場面です。
もちろん、この赤線の付近では、このままズルズルと下に下がっていく可能性もありました。
例えば38.2まで再度戻してから下降していく可能性だってあった。
下からの上昇にもFIBを当ててみます。
赤線の部分は上昇の38.2も抜けてしまっており、赤線の付近でいきなり買いというのはなんか難しそうです。
買い手から見れば、この付近はそろそろ買いをしたいゾーンではあるものの、スグには手を出しづらいという場面。
右側が見えている通り、その後、どうなったかと言うと、強い上昇で直近の下降の起点を抜けていきました。
直近高値付近で一度止められるも、安値を切り下げずに横軸を使ってグイッとうわ抜けていった場面です。
右側が見れているんだから、そんなん誰だって見れば分かるだろと思う方もいるかも知れません。
この練習で大事なのは、このポイント時点で、
- どう見えるか?
- 今度どういう動きが予測されるか?
- 実際どういう動きになったか?
- なぜ、その動きになったのか?
を考えていくことが重要だからです。
「ここからグイッと上昇していきました。」
では、ありません。
ここで、この時点では下がる可能性も上る可能性もありよくわからない。
上がるなら、わかりやすい値動きをしてから、上昇を作っていく必要がある。
そして、実際、直近の安値をグイッとうわ抜けるような値動きが発生し、その後、前回止められた付近で下げ止まりその後も安値を割らなかった
高値と安値を切り上げ、誰が見ても上昇トレンドのような形を作ってから上昇していった。
その時点で何が考えられるか常に考えていけると相場の理解がより深まるはずです。
では、このポイントから1時間足を見ていきます。
左の方から出していきますが、この辺りは明らかに下降の勢いが強いですね。
この赤線の部分でも、当然したから買うなんてことはちょっと難しそうです。
注目するのは、この部分。
4時間足のときにも見ましたが、ここをV字でグイッと戻してきていることがわかります。
ここで「あれっ?」と思いますよね。
4時間足では、この付近は押し目買いがしやすそうな場所でしたが、そこから実際に買いが強そうな動きを見せてきた。
しかし、この場面を1時間足で上昇トレンドが出ているかと言うとそうはなりません。
直近の安値を抜いてきただけで、その後どうなるかを見ていきます。
チャートを右にずらしています。
先程の赤線の部分からグイッと上昇してきました。
上昇してきたらまず、何をしますか?
そうですね。フィボナッチリトレースメント。
仮に上昇の勢いが強いのであれば、FR38.2-61.8の付近で止まって行く事が予測できます。
実際、下げ止まりましたね。そしてその後の上昇で、高値を切り上げていきました。
じゃあ、いよいよ買いかと言うと、正直まだわからない。なぜなら前回高値があり、ここから落とされています。
下がったらちょっと買ってみても良さそうです。
今回はやりませんが、例えば、FR38.2付近で小さなエリオット5波で下がってきたらとか、あるいは200MA付近がちょうどF61.8付近で且つ、3度めの正直のように見えますよね。
そして、抵抗帯になりそうな付近をうわ抜けていった。
ここ、何が隠れているかわかりますか?そうです。エリオット波動。
3波目の上昇です。
1波は突発的に起こり、2波はもみやすい。そして3波はグイッと上昇していく。でしたね。
じゃあ、浅い戻しなども含めて「いつもの」買いやすそうな形が出たら買っていきましょう。
注意:練習中に5分足ばかりに囚われないこと
チャートって、5分足で形が出たから買う、ってやるだけだと、結局どこでも出来てしまいます。
今回、この5分で買っていくまでのセットアップを話していきますが、毎回の練習でもどうなったら買っていきたいか考えながら練習します。
こうやって1時間足と5分足のチャートをいまだしていますが、どうしても右側ばかりを見てしまいがちです。
そうではなく、まずは1時間足がどうなっているのか、だから5分足でこういう形になったら買いたい、と進めてい行きたいですね。
上昇トレンドでの押し目買い事例
ケース1:上昇3波中の押し目買い
では、最後どんどん見ていきましょう!
5分足。高値を抜けてきたらまずは、押し目買い。
どうなったら買いますか?
まずは、上昇の押し目にいつものフィボナッチリトレースメント。
そしてここにトレンドラインが引けますね。
そして、上昇後の押し目と言えば、いつもの小さなエリオット波動。今回は既に5波完了しています。
じゃああとは、下がらないことを確認したら買っていけますね。例えば3度めの正直とか。
実際こうなりました。
結構近い動きをしていますね。
ケース2:継続的な上昇における浅い戻しからの買い
その後も見てみます。
高値を更新していきました。戻したら買いたいですね。
こういう上位足が上昇トレンド中は、ちょっと戻したらちょっと買っていくを繰り返します。
どうなったら買いますか?実際の練習中は右側は見えていますが、考えることは同じです。
この場面で、自分はどうなったら買うか。事前に考えておきます。
200MAも登ってきていますね。
であれば、例えば、いつものFR38.2付近で下がらず200MAを使って上昇していくならとか。
あるいは、ここを一度割ってからV字でグイッと戻してくることも度々ありますよね。
で、実際どうなったか。
こうなりました。
エリオット5波目がグイッと落ちましたが200MAでしっかり止められました。ひげがたくさん出ており下がらないことを見てエントリー。
もう一つは右の方ですね。その後ゲジゲジで上昇していきますが最終的にグイッと上がる手前、途中乗りでエントリー。
ケース3:上昇トレンド抵抗帯付近での押し目買い
4時間足で引いたライン覚えていますか?
実際に反応して5分足レベルでもみ合いました。
1時間足見ても止められていますね。その後抜けてからの戻しの場面。
どうなったら買いますか?
このラインには乗ってきたことを確認してから買いたいです。
例えばこんな感じで波を作ってきたら右の方から買いたい。
どうなったか。
小さな5波をつけて下がってきましたね。陽線を見てエントリー。
あるいは、その後のほうが明確に抜けてきたので入りやすかった用に見えます。
いつものトレンドラインを引いて1,2,3でエントリー。
今回は上昇トレンドを使った練習を扱ってみました。
5分足をただ見てエントリーするのではなく、環境認識に使う1時間足がどうなったから、買っていくことが出来るのか考えていくことが重要です。
是非練習してみてください。
それでは。
FXトレーダーがスランプに陥ったときの脱出方法[FX学習者向け]
先月FX学習でスランプに陥りました。
何もやる気がわかない。エントリーするのも怖い。
今日はそれから1ヶ月でどうやって復活したのかの話。
復活出来た2つの理由「トレードーノート」と「座談会」。
復活すれば、やっぱり成績も落ち着いてきます。
学習者向け。FXトレーダーがスランプに陥る原因
こんにちわ。noriです。
今日はFX学習者向けにスランプについてお話しようと思います。
この動画を作ろうと思ったきっかけ、それはまさに僕自信がスランプに陥っていたからです。
先にどうやって復活できたかと言うと、「トレードノート」をつけはじめたこと、と、「先輩トレーダーたちと話す機会を増やした」ことでした。
そしていつも言ってますが「諦めずに続けたこと」。
大げさかもしれないですが人生に絶望しそうなぐらい凹んでいたところから、復活できるまで約1ヶ月。
ちょっとどんな事をしていったかお話していきます。
僕がFXでスランプに陥った体験談
スランプに陥ったきっかけと悪循環
スランプに陥った決定的なきっかけというのは、定かではないのですが5月にトレーニング中に口座破綻をした後あたりからな気がします。
ルールにないナンピンなんかをしてしまって1000pipsの大敗。
こちらの動画でも扱っているのですが、損切りについて十分な練習をしていなかったためにズルズルと引っ張ってしまったんですよね。
気を取り直して学習に取り組むも、また、似たように損切りが出来ずに大損。
このあたりからなんだか、トレーダーとしても学習者としても雲行きが怪しくなってきました。
チャートを見ても、何もわからない。モヤがかかったように見える。
なんだか苦しくって、朝はシナリオを投稿するのが精一杯。やる気がわかない。それでもなんとかエントリーするも怖くて布団の中でお祈り。
なんか、やばいときってうつ伏せになって震えるとかじゃないんですよね。仰向けで手を組んでお祈りしてるみたいな。あっコイツ(自分)やべーって。
他のトレーダーと比較して自分だけダメだと思ったり。
悪循環は私生活にも及び始めていました。
生まれてこの方したこともなかった、マウスを投げたり、スマホを投げたり。
スマホは大破したので買い直しましたが、マウスはアルミの部分が数箇所凹んだだけだったので今でも使っています。
とにかくやることなすことすべてが上手く行かないどん詰まりな状態。
そんな感じでFXも更には私生活までぐちゃっとしていました。
スランプ改善のきっかけになったのは「トレードノート」
そんな時に読んだのが、先生の動画「虫がでるアパート」。これは先生自身がスランプからどうやって脱出したのかという動画。
この動画の中で、スマートノートという本の紹介がありました。
その本の中で、出てくるのが、「悩みのジャグリング」。
ようは頭の中だけで悩んでそれがどんどん膨らんでいくというもの。
これで解決するなんて正直思ってませんでしたが、先生が薦めてるものはまずはやってみる。やってから考えようと。
ノートに書き始めた3つのこと
併せて3つを始めてみました。
- 悩みを全部書きだしてみる(僕は公私とFXで分けて思いつくままに書き出しました。)
- 真ん中にお題を書いて「なぜ」「ということは」「過去」「類似」を書いてみる
- 毎日やったことを5つ書いてみる、点数をつけてみる
1.悩みを全部書きだしてみる
このときはトレードノートまだ書いていないです。
1つ目の悩みを書き出すというのが自分にとってはかなり、パワフルでした。
僕の場合は公私で16個、FXで18個の悩みでした。
FXでは、損切りが下手、とか、保有時間が長すぎるとか、成長が遅いとか、結構ざっくりとしたものが多かったです。
実はもっとあると思っていましたが意外と悩みが多くないことに気づきました。
これ、ホント不思議なんですけど書き出して眺めていると、上手くいってない原因って色々勉強がまだ足りてないからじゃないってことに気づきます。
書く前は、色々悩んで出来ない原因の答えを誰かに教えてもらいたいという物凄く受身的な思考だったのですが、
書き出してみると明らかに、あっ、出来ていないことは自分の学習が足りていないことに気づけます。
僕の場合は、これを最初にしたのが良かった。
2.真ん中にお題を書いて「なぜ」「ということは」「過去」「類似」を書いてみる
だから、次のワークもやってみることが出来た。
真ん中にお題を書いて、「なぜ」と質問していく。これは、トレードノートにも通じることがあります。
先生がいつもおっしゃるトレードノートとは、トレードの勝ち負けを記録するものではなく、
自分の課題について書き出し考えていく、というもの。
例えば、これは僕が最初に書いた「なぜ」ワーク。
「FXで勝てないのはなぜ?」というお題に対して、最終的に出した自分の結論は「出来ること、出来ないことをごっちゃにしている」というもの。
これだけ聞くと、あーじゃあ、仕分けしたらいいんだ。となるわけですが、大事なのはその答えまでに自分が導き出した思考のプロセス。
FXに勝てないのはなぜだろう?
例えば、勉強してるつもりになってるんじゃないかな?とか。
そういえば、先生の動画書き出しているだけになってないかな?とか。
何で、書き出してるだけになってるんだろう?あっ、最近「わきお」書いてないじゃないか!とか。
そもそも、最近漠然と悩んでいるだけで、自分の課題もわかってないじゃないか。何で課題出てこないんだっけ?
あっ、そもそも最近勝ちパターンと負けパターンもわかってないな。そういえば、前負けたのも何で負けたのか分析してないじゃん。って。
直近の1ヶ月分の勝ちトレードと負けトレード見てみると、やっぱりいつものパターンでは負けてないな。
あれっ?トレード上手く言ってないと思ってたけど、よく考えたら全然練習していなくて試しで入っているものが負けてるな。
ということは、「出来ること、出来ないことをごっちゃにしている」んだから、出来るところだけトレードすれば元に戻るのでは?
出来ないところは、過去チャートでまずは練習すればいいじゃん。
って。
このなぜワーク、今もやっているのですが、最近は、ここのお題に先生のブログやヅイッターでつぶやかれていることに対して、なぜそうなんだろうと考えています。
ノートを書き出して10日目からは元気とやる気が湧いてきたので、トレードノートのページを増やして、同じような事をはじめました。
トレードノートの具体的な書き方は先生のブログを参考にしてみてください。
僕の失敗談を振れておくと、これ。
課題管理をタスクにして作っていたのですが、課題を出した後に、思考する、というプロセスがごっそり抜け出して、過去チャートを貼り付けて終わっていました。
トレードノートで大事なのは、収集や記録することではなく、思考すること。
先生はノートでもパソコンでもなんでも良いとおっしゃっていますが、僕はノートに書いてみたらしっくりきました。
パソコンの方には、シナリオと後は負けトレードのフォルダや、勝ちパターンのフォルダなんかを作っています。
毎日やったことを5つ書いてみる、点数をつけてみる
毎日やったことを5つ書いてみるというのは、僕はやってみたところ、そこまで変化はありませんでした。
これは、勉強会に入ってから、最低限シナリオは毎日作成したりと習慣化することが身についていたからだと思います。
これのおかげかはわかりませんが、スランプ時期はイライラしていましたが、最近はまた穏やかになってきたような気がします。
スランプ脱出から元気になれたのはトレーダー仲間
トレードノートといっても、その手前の段階からにはなりますが、FXトレーダーで学習にハマって悩んでしまっている人は是非ノートを付けるところから始めてみてください。
でここからは、勝っている先輩トレーダーがいる人向け。
僕はトレードノートを書き始めたことで悩みが飛んでいきましたが、負けトレードの分析など上手く出来ていませんでした。
どうやってやるのかよく分からなかったんです。
そういうのって勝ってる先輩に聞けばいい。
FX勉強会だと、勝ちトレーダーも多く参加している座談会が最近はほぼ毎日参加されてます。
僕はこの座談会に参加するのが怖くて、忙しいことを言い訳に今年に入ってから参加していなかった。
実は、座談会こそがスランプに陥らない最大のポイントだったのですが、当時はそれを理解していなかったんです。
僕の動画って勉強会のメンバーも見てくれているそうなんです。実は座談会に参加するまで知りませんでした。
口座破綻の動画とかも話題に出ていたそうです。
「座談会に参加してれば、noriさん、こんなことにならなかったはずなのにー」って。
「noriさんの、負け方って同じパターンだよね」って。
それ聞いて後悔したと思いますか?
いいえ、遅ればせながらもようやく、自分のFX学習がより良い方向に進んでいることに嬉しくなりました。
やっぱり元気になると調子も戻ってきますね。今月は200pipsちゃんと取れました。
FXトレーダーはスランプに陥る前に気づくポイント
FX学習者がスランプに陥ったときについてその脱出方法について僕のケースでお話させていただきました。
で、最後にそもそも、スランプに陥る前に気づけるんじゃないかって思うことがあります。
それは、先生が
「ウジウジするな」
とか
「明るく!楽しく!元気よく!」
という話をされます。
これって、スランプに陥っているときって、「そうはいっても・・・」と思っていましたが
今考えれば、それって、何か学習の仕方がずれているってことのサインだったりするわけです。
あー、なんか自分全然やる気わかない、くよくよしているって思ったら、座談会やノートに書き出しみてるなど、まずは出来る事を1つ始めてみましょう。
明るく楽しく元気よく!
それでは。