FX上昇トレンド天井付近で短時間で40pipsを取るための環境認識方法
上昇トレンドの基本は押し目買い。
下がってきたら買いたい。
でも、今回はここで買いました。伸びた先の方。
下でもなく、真ん中でもなくここ。
以前の自分だったら見送ってしまうこのパターン。それどころか、売って負けていたような場面。
なぜ今回は買いで入れたのか?
チャートの背景と、学習の仕方を見直したことで小さな成長が見られたのでシェアします。
最近、こんな座談会も主催するようになりました。なぜか。
今回は、勝ちトレーダーに少しでも早く到達するために必要な学習について考えます。
FXの基本「押し目買い」「戻り売り」だけを徹底的に練習する
FX初学者や勝てないトレーダーがハマりやすい沼
FXの基本は「押し目買い」。
上昇した先っぽでは買わない。
上昇して「戻したら」買う。
これは、勉強会でいつも言われることだし、実際勝ち続けている先輩トレーダーはこの基本が出来ています。
トレード報告を見ると売りも買いも取れている先輩はいますが、実際に話しを聞くと、この基本の押し目買いを徹底的に練習してから次のステージ足を進めています。
ところが、FXの勉強を始めたばかりであったり、なかなか勝てない人ほど、これとは逆のことをしてしまいます。
トレード報告に上がる売りも買いもできる先輩トレーダーに憧れたり、勝てなくて焦ってしまうから慌てて表面的な真似だけをしようとしてしまう。
そういう時は欲もあるので、利益もこの先輩トレーダーのように伸ばそうとする。
売りも買いもやって、利益は伸ばして、損切りは短く。エントリーは分割してみたり。
他にもいっぱいあります。
1日最低1回はトレードしようとしたり、逆張りばかりやったり、ナンピンしたり。いつの間にか1分足までガン見していたり。
これだと、「沼」にハマります。沼にハマると成績が安定しない。
更に、色々やってしまっているから上手く行かない原因の切り分けが難しくなる。
ハマった僕にはよくわかります。なかなか抜けられません笑
FX学習の沼から抜け出す方法は一つのテーマに集中する
抜け出す方法で最もシンプルで強力なのが、冒頭の「押し目買い」「戻り売り」だけをする。
つまり、上昇中なら「買い」だけ、下降中なら「売り」だけをする。
わからない相場やもみ合いでは手を出さない。
実はこれだけで成績は驚くほど安定します。
練習もまずは、過去チャートでこれだけをとことんやってみる。
先日の先生の動画で押し目買いの練習方法が紹介されています。
すごく勉強になるのでぜひ見てみてください。
一人で黙々と練習するとスグに詰まってしまう人や、なかなか解けない課題はみんなで相談すればいい。
勉強会だと座談会というオンラインでの勉強会があります。
今月から僕も開催してみました。
僕はとにかく先程の「沼」にハマりやすいのでテーマを絞って開催しています。
みんなで徹底的に押し目買いについて議論を繰り返せば自ずと矯正されていくはず。
変な癖がつきやすくなるのを防ぐための工夫は一人の学習でも色々出来るはずです。
天井付近での上昇トレンド中の押し目買い
押し目買いの中でも天井付近で買うケース
押し目買いについては過去の動画でも沢山ありますのでぜひ参考にしてみてください。
今日紹介するのは、押し目買いの中でも比較的天井圏の辺りでのエントリー。
左下が1時間足ですが、結構高い付近でエントリーしていることがわかります。
ここ天井っぽいし、むしろ売りなんじゃないのと思う方もいるかも知れません。順番に見ていきましょう。
日足:FR61.8の天井やや抜け
4時間足だと全体がわからないので日足から見ていきます。
日足は昨年からの大きな下降から戻してきている場面です。
直近の上昇は下降に対する戻しです。
どこまで戻しているかを測るのは、すでに引いていますが「いつもの」フィボナッチリトレースメント。
引いてみると戻し候補になりやすい61.8は一度効いているものの直近ではうわ抜けてきました。
今どんな波かをみるには、こちらも「いつもの」エリオット波動。
現在は5波目。
5波は3波の高値付近で止まることもあるし、そのまま抜けていく場合もあるですね。
現在は3波の高値を微妙に抜けてきた場面であり、直近の下降の61.8も抜けてきた場面。
ここを抜けると上の方がなんだか抵抗になりそうなものがしばらくありませんね。
いつもお話しますが、デイトレーダーは、相場や値動きをもとに、今後数時間先ぐらいまでの相場を考えます。
数日先の未来は我々にはわからないので、今後上まで行くという想定のもとトレードをしたりはしません。
4時間足:天井付近は抜けてからの押し目
続いて4時間足。
先程の日足のフィボナッチリトレースメントの61.8のライン。赤線で引いていますが4時間足で見ると、前回高値のエロライン付近がかぶりますね。
直近を見ると、何度もひげで抑えられていたことがわかります。
そこをグイッとうわ抜けて、何度も抑えられたところまで戻してから上昇している場面。
事前に引いているのはフィボナッチエクスパンション
根っこを起点に引いたものですが、直近の波の到着の目安となる261.8をすでに抜けています。
ということは、この上昇は戻しの勢い以上に買いの勢いが強いと見ることが出来ます。
その背景にあるのは、日足レベルの上昇5波目だからと考えることができそうです。
他にも上昇トレンドを事前に引いていますが、こちらもトレンドに沿って動いている場面になります。
であればトレンド付近まで戻してきたら買っていきたい。
1時間足:上昇トレンドの天井付近で抜けるか戻されるか
続いて1時間足。
上昇がずっと続いている場面。
日足で引いていたフィボ61.8付近でもみ合った後、上に抜けてきました。
この辺り、何度も上をつついた場所で今度は支えられて上昇しています。
直近を見ると、高値付近ですでに3回ほど止められた場面。天井っぽくも見える。
もう少しわかりやすくするため、ラインを引いてみます。
トレンドラインの引き方は、基本的にはひげ先には引かないですね。
ひげや実体の内側を中心に引いていきます。
こんな感じ。拡大したものですがこの辺り、ひげの内側、実体の内側を中心に通っていますね。
そうすると、こういったひげの先の方なども併せてピッタリになります。
左側の拡大がちょうど、今回のポイントですが、こちらも伸ばした先の方で、ひげ先がピッタリ止められていることがわかります。他にも抜けて全部戻してという場所も意識します。
こういう時、TLラインが効いているとみなします。
直近、何度か止められていますが、上昇トレンドが続いていそうですね。
1時間足で考えることは、まずは戻したら買いたい。
例えば、何度か止められている付近まで戻せば買いやすそう。
もう一つは直近の上昇の押し目ですね。
ただ、その場合、高値付近でもあり、5分足でわかりやすい形になってこないと買いにくそうです。
特に、上からの売りも入ってきそうなので、下がらないことが確認できてからの方が入りやすそう。
5分足を見ながらシナリオを立てていきます。
5分足:もみ合い朝の時点ではよくわからない
こちらが朝の時点で見たチャート。
うーん。なんだかどっちに行きそうなのかこれだけだとよくわからないですね。
朝の時点では、正直よくわかりませんでした。
前日直近の高値を抜けてきたものの、その戻し、ここは前回何度求められた付近なのですが、ここから再度落とされました。
なんだか上も硬そう。
下は、どうかと言うと安値を切り上げてきている。買いが強そうなのはわかった。でも売りもなんか強そう。
この時点では、まだ上の方から買うシナリオはありません。買うなら上に抜けてからの戻しかなという感じでした。
自体が変わったのは夕方頃です。
1h足で直近まで何度ももみ合っていた高値圏をグイッとうわ抜けてきました。
僕はこの1hの陽線の確定で入っています。
ここが5分足でどうだったのか最後見ていきます。
5分足は夕方頃まで真中付近をウロウロする流れでした。上の方で落とされるかなと思ってみていました。
ところが、下げることなく直近の強く落としてきた場所を抜けてきました。
売りが強いなら、ここでグイッと落としてきてもいい場面。
しかし、上昇トレンドに乗って下がりません。
最後の部分拡大します。
小さな5波が出て下降がこの付近で止まった形が出ていますね。
陽線を見てエントリー。ここが先程紹介した1時間足の陽線確定でもあります。
ここの根拠、他のエントリーした方が同じかはわかりませんが、僕はこうやって見ていました。
利確はどこでしょうか。
いつものように20pipsでもいいですが、今回は抜けることがほぼ決まったところで入っています。
上位足の上昇トレンドの中で力をためてからの上昇でもあるので、いつもより伸ばしてみました。40pips
利食い候補にいつも使うエクスパンションですが、どこに当てるのがいいか正直微妙でしたが、直近の波に当ててみるとそれぞれ同じような場所だったのでこの辺りを目安にしました。
参考程度に当てたものなので適当です。
今回は上昇トレンドの中でも、天井圏の辺りでのエントリーを取り上げてみました。
前半パートでお話した、学習の仕方、すごく大事だなと最近改めて感じます。
今回のエントリーが出来たのは、押し目買いばかりを練習している中での気づきが形になったものでもあります。
何でも全部やろうとせず、まずは目の前のことに1つずつ取り組むのが結果が早く出るコツだと改めて勉強になりました。
皆さんにも参考になれば幸いです。
それでは。