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FXトレンド継続か転換かの目線がはっきりすれば20pipsは簡単に取れる

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あおやまあおやま

そろそろトレンド転換?売っていけばいい?

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と思う方も多いかもしれませんが、実際にはこの辺、まずは買いです。

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相場が上昇しているんだったら、まずは押し目買い。

なるほど、じゃあ売らずに待っていれば良いんですね。

半分正解で半分不正解。

どのスケールに注目するかで売ることも出来ます。

こんな風に。これは先程の買いの翌日。

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今回のテーマは目線の固定。

特にトレンド終盤付近で売り買いどっちだろう?という方必見です。

トレンド終了の下降サイン?いいえ、そこは押し目買い候補です

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今日は上昇トレンドが終わりそうな動きをしたときにどう考えていくかがテーマです。

早速チャートを使って見ていきますが、これは2020年4月ごろの相場です。

こちらは4時間足。今回考えたいのはこの付近。

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相場全体としては、大きく下降してきた後、V字のような上昇でグイッと戻してきました。

戻しを測るフィボナッチリトレースメントを引いてみるとFR38.2は抜けてきています。

ということは次の目安、50や61.8付近までは押し目を買っていけるかなと考えますよね?

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現在は上昇しているので、下がる証拠が出るまで買っていきたいという場面。

方や、こういう見方も出来ます。下降の戻し上限付近にも来たからそろそろ転換して売りなんじゃないか?

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リアルタイムで見ていた時、僕もこのイメージは有りました。

この付近1時間足を見ていきます。

なんだか、すごい下げ来ました。

「トレンド転換、キター!」

「4時間足の戻りキター!」

「売るぞー!」

リアルタイムで見ていたらいよいよ4時間足の戻り売り来たのか?と思う方いるかも知れません。

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しかし実際には、こうなりました。もみ合ったんですね。

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こちらは実際のエントリー。先程の下降の局面、実は買いで入っている方が多いんです。

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先生の矢印もこの日は、ここだけでした。なぜでしょう。

トレンド継続か転換かの判断は左側を確認する

解決のヒントは、目線の固定。

そして直近の値動きに対してシナリオを複数組み立てる

再度1時間足から見ていきます。上昇の最安値から表示させています。

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1時間足を見ると分かるのは、上昇トレンドがつづいていました。

ということは、

「下がったら買いたい。」

これが基本ですよね。

下がったら買いたい、これってつまりどういうことでしょう?

動画の中でも度々登場しますが、どこまで下がったら、何を基準に買いたいのでしょうか。

一つは、「いつもの」ですよね。

そうです。フィボナッチリトレースメント。

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実際に引いてみます。

最安値からの波と、次の上昇の波にリトレースメントを当ててみました。

まず、考えることは、38.2付近まで戻ってきたら買いやすそう。ということですよね。

この付近、左側の方を見てみると、過去に何度も止められた箇所があります。

ここを割ってくるまでは、まずは戻したら買っていきたいとなります。

とは言え、この間約200pips、何もしないで下がってくるのを待っているわけではありませんね。

途中で下げ止まったらちょっと買う、あるいは、売りの勢いが強くなるようなら戻しをちょっと売る。

シナリオはその都度更新をしていく必要があります。

目線は1つに固定する。状況に応じてシナリオで対応する

えっ?さっきは「押し目を買いたい」って言っていたのに、「売りの勢いが強くなったら売る」ってことは、言ってること真逆じゃない?

と思う方いるかも知れません。

ここが、2つめのポイント「直近の値動きに対してシナリオを複数組み立てる」

僕自身、この点が最初よくわかりませんでした。

上昇トレンド中であればもみ合っても常に買い続けるのが当然何じゃないか?

例えば、意地でもこのラインまで待ち構えてみるか。

あるいは、途中で買いの勢いが強くなったら買ったら良いんじゃないのか?

それは、間違いでは無いと思います。

ポイントは、チャートのどの場面を意識してトレードするかという点です。

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全体では、上昇が強いので当然戻したら買いたいです。緑のイメージですね。

売りの勢いが強くなったから売るというのは、この赤い部分です。全体で見ると小さく5分足レベルのサイズ感です。

(※これは直近に何度も止められて上がらないなら一旦下に行くかもという前提条件があります。)

この赤い部分で今スグ、上昇トレンドが転換して下がるかどうかは誰にもわかりません。

しかし、この強い下降の事実に従って、直近の下降に対する戻り売りも計画しておくということです

ただ、先程の通り自分もよく迷いました。どんな時、売ったらいいのか、ダメなのか。

これは学習者のレベルによります。

初学者であれば、上昇中に、売ったり買ったりをしてしまうと、その根拠があやふやになります。

実際にリアルチャートを見ていると、値ごろ感でトレードしたりしていませんか?「あっ、下がったからついていこう!」って。

そういうトレードをやっているといつまで経っても成長することが出来ません。

まずは、上昇中は下がったら買っていこう。

何で、ここで買ったらダメだったんだろう?ということを学習していった方が良いです。

まずは、全体の流れに沿ったトレードが出来るようになったら、直近の値動きも意識していくのがよいかなと思います。

上昇トレンド中に出来る買いと売り

上昇トレンド継続を意識した押し目買い

では、実際どう買えるか、見ていきます。

再度1時間足。

下から引いたFR38.2までは距離があります。この間で買えそうな値動きがあればちょっと買っていきたいです。

買いたいときは何を見ますか?

いつも使うわけではないですが、今回はこのもみ合っている地点にもFRを当ててみます。

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なぜかと言うと、横軸です。戻しは深くないのですが、随分横軸を使ってこの付近もみ合い波のような形を作りました。

当ててみると、このポイント面白い事がわかります。

ここ、直近の上昇の起点ともかぶっていますよね。

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もう一つ、インジケーター当ててみます。

波がどこまで行くのかの目安に使うのは、フィボナッチエクスパンションです。

こうですね。ちょっと、波と言うには、かなりのっぺりしており、あまり参考になるかわかりませんが、FR61.8付近にこちらもあります。

なんだか、ここで下げ止まるか、いい形が出来たら一度買ってみても良さそうですよね?FR61.8に赤線を引いておきます。

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では、5分足見ていきます。この赤いライン付近で買える形が出たら買っていきたいです。

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どうなったら買っていけそうですか?

直近の下降も強かったのでこの考慮は必要です。

例えば

直近のライン付近で3回ぐらい下がらない状態からグイッと上昇するようならその戻しから

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とか

あるいは直近の戻しの付近までグイッと上昇するなら小さな戻しから入ってみるとか。

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あるいは

あるいは直近の戻しの付近までグイッと上昇後に、リトレースメント38.2-61.8付近に波をつけて下げ止まるならとか。

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実際はこうなりました。

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直近の高値をグイッとうわ抜けてからの小さな5波からの買い。

利確は、上の方だと、下降の戻しも入ってくるので200MA付近で20pipsをサクッと取るのが良さそうです。

この日僕もトレードしていまして、入ったのが青い部分。

エントリーまでのセットアップは先程紹介したとおりだったのですが、急ぎすぎでした。

勝ったトレードでも、定期的に振り返ることで、もっと良いエントリーポイントを探すための研究に繋がります。

上昇トレンド中の直近の強い値動きに対しての戻り売り

ここからは、今度は売りたい人の話。

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全体の目線は、上昇中なので、買いです。

しかし、一時的に明らかに強い下げがありました。つまり、売っても良い証拠が出ました。

先程の通り、20pipsを取りに行くので、全体とは別に、直近の値動きを意識したトレードも出来ます。

つまり、この強い下げに対しての戻り売り。

この場合、どこまで狙うのが良いでしょうか?

そうですね。全体は上昇なので、直近安値手前付近です。

どうなったら買えるか5分足で見ていってみましょう。

こちらが朝の時点です。

上から戻しの目安となるフィボナッチリトレースメントを事前に引いています。

先程の上昇は、61.8までグイッと伸びていきました。

上昇に勢いがありますね。一つは、このままグイッと上昇していく可能性もありそうです。

良い形が出るなら先程の押し目買いの継続でちょっと買ってみるととかもできそうです。

もう一つは、1時間足の下降に対しての直近の戻り売り。

この場合は、上昇の勢いが強いので弱まってから出ないと売れないです。

上昇の勢いが弱まってからと言うと、これもいつものですね。

f:id:trader-nori:20200809202319p:plain3度めの正直。61.8をどうしても抜けない。上昇の勢いが弱まったことが確認できたら売っていけそうです。

実際は、こうなりました。

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ピッタリ止められましたね。

この辺りから売っていくことができそうです。

200MAを一度下抜けてから試すも失敗して落ちていく形、下がる時にちょくちょく見かける動きも出ていますね。

あるいは明確に下げたことが確認できたところから右の方から売っていくことも出来ました。

ここで僕も売っているのですが、こっちはエントリーが早いですね。

勉強会ではこの青矢印から赤矢印へエントリーが出来るようになるために、みんな勉強しています。

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買ったからOKではないということです。

今回は上昇中の目線の固定についてお話させていただきました。

上手な人は、こういう局面、売りも買いも両方のシナリオを持って売りも買いも取れたりしますが、必ずそうなる必要は無いです。

まずは、押し目をしっかり取る。そして、直近の値動きを見てそれに乗っていくこともいずれは練習していきましょう。

それでは。