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20pips獲得したトレードを用いてテクニカル分析の強化を行おう。勝てるために取り入れたい視点を紹介。

milkmilk
norinori
あおやまあおやま

今日は環境認識の足りなかった例を見せます。それを見て、テクニカル分析と値動きの何が足りていなかったのかわかるようにしていきましょう。
これ、私のトレード。ここで20pips獲得しましたが、どうも優れたトレードではないことは明らかです。

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学習中のため、利益が取れればいい、というわけじゃないんですよね、正しいトレードができたのか、ということが重要です。
今回は本当にいい勉強になり、自分が見落としていた大きな気づきがありました。
この相場は、この後もみ合ってますよね。この動きがきっと正しい値動きです。その後の値動きを見てもなかなか下がっていかない。でもここはテクニカル分析を使うと、下降のFR38.2付近で、再度下降が始まる可能性が高いところです。
では何が抜けていたのでしょうか。
今までのトレードの間違った環境認識だったのが段々と精度が上がっていきます。
ということで今回のテーマです。

FX学習のテーマ

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今回のテーマはこちらです。テクニカル分析で見落としがちな視点に気が付いて、環境認識をしていこう、ということです。

FXテクニカル分析で見落としがちな視点とは何か?

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答えは何かというと、自分と逆目線の根拠が厚い部分から値動きが変わったら、一旦は、エントリーを控えて値動きをよく観察しよう、ということです。
私は今回の場合で言うと、売り目線だったのですが、買いを考えている人たちには絶好のポイントから値動きが変わってきました。
これを踏まえると、シナリオやエントリータイミングを取るときに、自分と逆視点をもつことが大事ということがわかります。
そして、自分と逆目線の値動きが変わってきたところの根拠の厚さも大事です。
では、最初に私の行っていた環境認識をやってから、この今回抜けていたポイントについて説明していきます。

FXテクニカル分析で環境認識をするのはこの相場(2020.2.25)

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相場解説をしていきます。
今回はここのポイント。ポンド円2020.2.25。
エントリー下のはこの右側の部分。一度利確に失敗して、上昇してしまったのですが、損切りなどはせず、再度下降したのを確認して落ち着いて利確です。
では、マルチタイムフレームを使って分析をしていきます。
マルチタイムフレーム分析についてわからない方は、過去にマルチタイムフレーム分析のやり方を動画とブログ記事で作成してますので、参考にしてみてください。

www.fxstudy.net

FX4時間足チャートを使ったテクニカル分析

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では、4時間足から分析しています。
レンジ相場なのか、わかりにくいところです。
200MAは水平なので、上昇と下降の力のどちらが強いのか判断が難しいので、1時間足などの直近の流れに沿ってエントリーポイントを取っていく方がいいかもしれません。ただ4時間足の200MA付近で毎回反応しているようにも見えます。
直近は上昇がありましたが、根っこの山にフィボナッチエクスパンションをあてると、FE161.8付近と直近高値で止められていることがわかります。
そこから下降を始めたため、一旦は上昇の力が弱まったものと判断しました。
次は1時間足で分析を行っていきます。

FX1時間足チャートのテクニカル分析

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1時間足で確認すると直近は戻しのない上昇だということがわかります。
ただ、戻しのない上昇だとしてもものすごく強い上昇というようにも見えません。ただ、強いことには強いですよね。じゃ何で言い切れないのかというと、横軸の考え方です。それは時間がかかった上昇だからです。
この時点で考えたのは、売りを考えていました。
このエントリーしたポイントまでの値動きは、上昇のFR61.8付近と4時間足200MA付近、前回上昇したポイントからの上昇という結構根拠の集まった部分でした。
上昇に対して、下降は勢いが良く、上昇のFR61.8付近までもどしました。ここの値動きとして考えたのは、直近の上昇をすべて戻したな~と、そしたら上昇したとしても、下降の勢いが弱いから、下降のFR38.2付近まで上昇して、再下降をすぐに始めるだろうと思っていました。
なので、売りをできるポイントを探していたということです。
1時間足で売り目線を固定して、エントリーポイントは下降の戻しでFR38.2付近まで来たら、売りエントリーを狙うことにしました。
5分足でエントリータイミングを取っていきたいと思います。

FX5分足チャートのテクニカル分析

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5分足での分析です。

まず下降が始まってるので、フィボナッチエクスパンションを当ています。FE161.8で下降が終わり、戻しの上昇が始まりました。

戻しはFE161.8まで到達しなかったのですが、下降のFR38.2付近で値動きが止まり、上側のトレンドラインも引けたため、絶好のタイミングと判断しました。

そしてエントリーです。

FXでテクニカル分析をしてエントリーした後の値動き

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その結果どうなったかというと、もみ合いが始まり、なかなか下降していきませんでした。

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このように下降のFR38.2付近でずっとウロウロとする値動きが入ってしまいました。良くわからない動きです。

果たしてこのエントリーポイントは正しかったのかというと、微妙ですよね。

では何が足りてなかったのか、ということ説明していきます。

今までのFXテクニカル分析での環境認識で足りなかった部分を解説

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まずは買い根拠が抜けていましたね。トレンドラインです。

フィボナッチエクスパンションやフィボナッチリトレースメント以外にも、トレンドラインはとてもよく効きます。このラインから上昇しているというのも、買い目線で狙っていた人たちがいたということです。

そして今回、重要なのが、答えでもお話したことです。

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今回最も抜けていたのは、こちらです。

トレンドラインは抜けていたもののその他のテクニカル分析は妥当なものでした。ではそれ以上に何か”考え”が抜けていたということなのですが、それがこの考え方ですね。

値動きの意味を考えるということは、自分と逆の目線の根拠が厚い部分から値動きが変わったら、一旦保留して値動きを注意深く観察する必要があるということです。

この場合には、買い目線の人たちが喜んでエントリーしている部分だということがわかりますよね。

そしたらやはり、買いを狙っている人も一定数いるのです。売りを考えていた人たちも、根拠の厚い部分から上昇したのを見て、買いに変わるかもしれませんよね。つまり相場に対して「あれ?」というわからない動きが発生する部分なのです。迷い、が出てきます。

その結果やはり値動きも迷ったようになりましたよね。

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その後の値動きはこのように右往左往していました。

今回のエントリーからわかったものはテクニカル分析だけをしていても足りていなくて、値動きを考えるということが必要ですね。

値動きを考える、というのも今までは横軸やジグザグということが私の中ではメインだったのですが、それ以外に逆視点を取り入れる重要性がわかりました。

シナリオの時には、どうなったら売る、ということも取り入れますが、どうなったら売らないのか、ということももちろん入れています。

その、どうなった売らない、ということに、逆目線で根拠の厚い部分から逆目線で思うとおりに値動きが動いてきたら、注意深く観察してから、ということを付け加えると、エントリーで早まることがなくなると思います。

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ということで、今回はトレードを振り返って、テクニカル分析で何が抜けていたのか、ということと、値動きを考えることを一歩前に進めることでより安全にトレードできるようにあるコツをお伝えしました。ぜひ試してみてください。