【FX王道手法】その環境認識は大丈夫ですか?エントリーに迷っても、相場がわかるようになる簡単な方法
FXでエントリーに迷うことってありますよね?その時にどうしてますか?実は、トレードに迷った時に簡単にできることがあります。
それは証拠をチャート上に作ること、です。
トレードに迷う、ということは今あるチャート上の情報だけでは、確かな根拠にはならず環境認識に自信が持てないという状態になります。では、チャート上に証拠を作るのはどうやってやるのか?ということをこれから実際にポンド円の相場を使って説明していきます。
今回もぜひ最後まで見てくださいね!
- FX移動平均線だけが根拠のトレードは、エントリーに迷う
- FXでエントリーするのか迷うときに、エントリー手法に簡単に飛びつくのは危険
- エントリー手法には「使いどころ」がある
- FXでエントリーに迷ったら「チャート上に証拠をつくる」ことをしよう
- チャート上に証拠が作られれば、エントリーに迷うことなくベストなトレードができる
FX移動平均線だけが根拠のトレードは、エントリーに迷う
今回はこの200MA付近でのエントリーの話をします。ポンド円1時間足、5月29日の相場です。ここはFX勉強会でもかなりよく使われるエントリー手法でのエントリーが可能な部分でもあります。しかも高い確率で勝てます。
1時間足の移動平均線である200MAの傾きが付いていて、レートがぶつかるときに、5分足チャートでぶつかって反応をするのを期待してエントリーして利確する、というものです。
エントリー手法の詳細はこちらです。
今回の問題は、このFX勉強会でかなり使われている鉄板エントリー手法の1時間足200MAでの1回目のタッチでエントリーする、ということが「正解」であるのかどうか?ということです。
FXでエントリーするのか迷うときに、エントリー手法に簡単に飛びつくのは危険
先生も言われていますが、手法がわかりやすいことは大事ですけれど、それよりも大事なことは、前提の値動きから考えられる「その手法の使いどころ」です。
実はこの相場、私としてはあまり「1時間足200MAでの1回目のタッチでエントリーする」というのは向かない相場なのでは?と思っています。
こういう時に、今回のテーマである、エントリーしようか迷うような状態になります。
ここからは、なぜこの相場が「1時間足200MAでの1回目のタッチでエントリーする」に必ずも向いていない相場なのか?ということを解説していきます。
そのあとに、エントリーで迷うようなこのような相場の時に、「チャート上に証拠を作る」とはどういうことなのか説明していきます。
エントリー手法には「使いどころ」がある
早速、なぜこの相場が「1時間足200MAでの1回目のタッチでエントリーする」に必ずも向いていない相場なのか?ということを解説していきます。
この手法をどこでも使っていいというものではないです。それでは勝ち続けることは難しいです。
このような時に大切なのが、前提の値動きから考えられる「その手法の使いどころ」ですね。ちなみに使って間違いではない相場です。より安全なトレードをするためには考えましょうということです。前提の値動きから確認していきます。
エントリーに迷う相場を、4時間足チャートを使って環境認識する
4時間足チャートです。
4時間足チャートの200MA付近で1時間足で3回止められているのも鉄板の形です。これを説明すると情報量が多くなるので、割愛します。
このチャートパターンというか値動きによって、相場的にはこれ以上、上昇する力は弱く、一旦下降するという風に考えられる相場です。
その結果、実際に下げました。相場の動きは売りになるのかもしれない、ただ、どこまで売りが続くのかはわからない、ということです。
売り目線とも考えられるのですが、1時間足チャートでは、フィボナッチエクスパンションFE161.8からの上昇を起点として、上昇エリオットも数えられます。ここがややこしくなるところです。
エントリーに迷う相場を、1時間足チャートを使って環境認識する
1時間足チャートです。
4時間足チャートでは買いの力が削がれてきたところだな、と思いつつも、1時間足チャートで見てみると、上昇エリオットが数えられます。直近の目立つ安値から、エリオットの番号を振っています。
そうすると買いの根拠も集まっているように思います。
- エリオット4波っぽいジグザグした動きなので、エリオット5波でのエントリーが狙えそう…
- ただ3波継続中とも考えられそうだな~…
- そこにちょうど1時間足チャート移動平均線200MAが来ていて、傾きもついているし、そこまでの下降の値動きも直線的ではあるから、反応はしそうだ…
- 1時間足チャートでも一つの上昇をほぼ100%戻しているので上昇が否定されたということはどういうことだ?
ただ4時間足チャートではこれ以上、いったん上昇できなさそうです、的な値動きだったな~ともやもや、となりがちなところです。
このことから、このエントリー手法が使え相場場面だけれど、エントリーするには迷う場面だな、と思います。1時間足200MAがある、エントリーできる、ラッキー!とは私はなれませんでした。一つの検討材料にしかなりません。
FXでエントリーに迷ったら「チャート上に証拠をつくる」ことをしよう
では実際に、エントリーで迷うようなこのような相場の時に、「チャート上に証拠を作る」とはどういうことなのか説明していきます。答えはすごく簡単です。
「チャート上に証拠を作る」というのは、そのエントリーを見逃して実際予測通りに値動きが動くのか確認する、ということです。
このようなチャート状態から、実際に買いの力が強ければ、ここから上昇するだろう、それを確認してから買えばいいんですね。
そうして実際に証拠ができて、ポンド円としては「買い」をしたいトレーダーが多い、ので買い目線継続、ということがわかります。
なんだ、エントリーを待てばいいのか、となりますが、待つって難しいんですよね。待つっていうよりも、より強固な証拠を確認する、ということです。
絶対エントリーしたい!勝ちたい!ってなると、焦りからギャンブル的なトレードになってしまいます。今の思い付きで勝つことよりも、長い将来勝ち続けられる環境認識のやり方を手に入れた方が、めちゃめちゃお得ですよね。
トレードで大事なのは、勝てたから正解ということではないんですね、今後使える知識と経験になって積みあがるのかが大事になります。
ここでのエントリーチャンスは見逃してもいいと思います。見逃したことによってチャート上に証拠ができたので、より安全でストレスの少ないエントリーポイントがわかるようになります。このように相場で、エントリーに迷ったら見逃します。
もし1時間足200MAで反応しなければ、反応しない事実をもとに、トレードシナリオを立てなおせばいいだけです。
実際にはこの相場では、1時間足200MAで反応して、大きく伸びました。と、いうことはどういうことかというと、買いたい人が大勢いたという事実がわかります。つまりは買いの力が強い、ということです。
それがわかれば、安心して、次に買いエントリーできる場所を探します。
チャート上に証拠が作られれば、エントリーに迷うことなくベストなトレードができる
チャート上に証拠ができたので、買い目線を継続して待っていれば、5分足チャートの200MAに乗って、少し時間が経ってもか下がっていかないこと確認して、伸びるところでエントリーです。
より確実で、細かいエントリータイミング取りやすい箇所です。
今回は移動平均線の200MAを使ったエントリーができる条件に当てはまった相場でも、前提の値動きをしっかりみる必要があるとうことと、チャート上での証拠の作り方について取り上げました。今後使える知識と経験になって積みあげていくことを大事にしましょう。
これからも勉強頑張っていきましょう!