FX鉄板チャートパターン~初心者にもおすすめV字から下げずに上昇ケース
転換や上昇の押し目の局面で出やすいチャートパターンといえばこれ。
これはよく出るのでパターンとして覚えておくと良いです。
ステップは4つ
1.まず、上位足での転換や押し目のラインが付近にあること
2.直近の高値を抜くような上昇がグイッと出ること
3.戻しが出ても安値を割っていかないこと
4.いつもの3回止められたことを確認してエントリー
そうするとこんな感じでは入れます。ここの利確ポイントもルールに基づいて。
他にもこんな風に入ったりできます。
こっちはちょっと応用。
いつもの3回ほど止められて入ったメンバーもいましたが、できるだけ引きつけられるとなお良いポイントでした。
まとめるとこんな感じ。
順を追ってみていきましょう。ざっと見てみたら自分でも1年分ぐらい似たような場面を探して見ると面白い発見もあるはずです。
FX鉄板チャートパターンは値動きと使って初めて意味がある
チャートパターンに入る前に値動きをおさらい
冒頭のチャートがこちら。5分足です。
今回は転換や押し目で出やすいパターンについて説明していきます。
先に注意事項なのですが、こういう話をするとこの形が出たら買いだー!となってしまう方がいますが、それではFXで勝ち続けることは出ません。
大事なことは値動きの意味を考えることです。
「出た!値動き!」
いっつも値動きって言葉が出るとよくわかんなくなるんだよなと言う方。
波のイメージで捉えるのがわかりやすいかと思います。
例えばこのチャートだとこの下のところまでどうやって降りてきたのか。
こんな青矢印のようにギザギザ上下に動きながら降りてきていますよね。
値動きはローソク足が集まって出来上がる波の動きです。
値動きは波の動き。ギザギザ、ズドンなどによって攻め方も変わる
いつも、こんな風に上下に動きなが降りてくるわけではないですよね。
こんな感じでズドンと落ちたら、同じようなパターンが出てもちょっと買えないですよね。
売りの勢いがしっかりと弱まってからじゃないと買えません。
今回の場合は、どちらかというとこういう感じで階段を降りてくるような値動きをした場合。
「あれっ?階段の下まで降りた?」という場面から上を試すような動きをした場合の事を指しています。
これだけ言っても、こんな風に見てしまう人がいます。
これは、かつての僕。
「安値を抜いた!これ買いのサインじゃないか?買うぞー!」って。
そうではないですね。上位足や、直近の相場の値動きを見た上で判断をしています。
値動きのイメージ湧きましたでしょうか。
上位足で環境認識をしてからチャートパターンを当てはめる
では、最初のチャートに戻って解説していきます。
まずは、上位足での転換や押し目のラインが付近にあることでした。
こちら4時間足。
上昇後に戻されて、再度上昇をするかどうかという場面。
グイグイと上昇しているように見えましたが、下降の戻しの起点付近で止められて波をつけて下がって来ている場面。
このままズドンと下げる可能性もあるので、買うなら1時間足で下げ止まったことがわかってから買いたい場面です。
そして1時間足。
ココ何が隠れているでしょうか。
波があったらまずやることは、フィボナッチを当てて見るですね。
戻しの具合を見たいのでフィボナッチリトレースメント。FR38.2-61.8の付近は買いやすい。
38.2は割ってきたけど、61.8まで下げる勢いもなく戻していますね。ということは、まだ買いの勢いも残っていそうです。
他には無いがあるかというと、エリオット波動。
12345と見ていくと、ちょうどここ5波目です。
エリオット波動から転換のポイントを見極める
エリオット波動はこうでしたね。
5波は3波の安値を抜けていくこともありますが、3波の安値付近、又はその手前で反転することもあります。
今回のように1波の安値を4波の高値が抜いている場合、買いの力も強いと見ることが出来るため、手前付近で止まる可能性も念頭においておく必要があります。
前半で話した値動きはこういう場面でも意味が出てきますね。
では、実際のチャートに戻りますが、どうかと言うと
1波の高値を抜けて等間隔のような波を作ってきていますね。ということは3つのシナリオが出来ますね。
3波安値付近を抜けないようなら買う
3波安値付近で抜けないようなら買う
抜けた場合はFR61.8付近で下がらないようなら買う
1時間足でここまでのセットアップが完了した上で5分足。
チャートパターン「V字から下げずに上昇」
青いライン付近がちょうどエリオット5波目、上昇の押し目を意識した場所になります。
そして、2番目、直近の高値を抜くような上昇がグイッと出る。
これですね。
直近の高値をグイット陽線で抜いていきました。
これを見たとき、世界中のトレーダーは何を考えるでしょうか。
パターンでた!では、もちろん無いですよね。
「この辺でやっぱりエリオット5波目が終わって上に行くのかな?」です。
とはいえ、直前の高値を抜けただけでは、まだわからないですよね?もちろん、ズバッと戻しで抜けていく可能性もあるからです。
しかし、戻しでも割っていかない。
ということは?となります。やっぱりココが底の可能性が高いんじゃないか。
じゃあ、後は、下がらないことを確認できたら右の方からエントリーしていきます。
勉強会でおなじみなのは、3度めの正直、3回下がらない事を確認してから買っていけますよね。
このあたりは1時間足の陽線を待ってから入るならもう一つ右の山まで待ってから入ることも出来ますが、直近の5分足の流れでは逆張りなので、
できるだけ底の方から買っていけるといいですよね。
利確はいつもの通りFE161.8付近で良いのではないでしょうか。
事例2:上位足のラインに乗ってから転換するケース
1/6のケース。
先程も上位足の場面をしっかり確認していますが、こういう値動きは、もみ合い中などにもよく出てきます。
なので、パターンとして持っておくだけでは全く役に立ちません。ココぞというところで使っていきます。
では4時間足。
4時間は上昇トレンド後、最後に垂直に上昇後全部戻すような動きをしていきました。
ただし、ここは直近の波で見ると、FR38.2。上位足で見ると押し目候補で止められていることがわかります。
1度目はここでしっかり止められてからの上昇。
現在値の付近は、ひげで抜けているものの、ズバッと抜けるような動きはまだしていないようです。
下がらないようなら買っていくことができそうですね。
つづいて1時間足。先程の38.2に赤線を引いています。
これもエリオット波動が見えてきませんか?
こうですね。
今度は4波の高値が1波の安値まで届いていません。
もちろん必ずではありませんが、これは売りの勢いが強いかもしれない。3波の安値は抜いていくかもしれないと見れますね。
実際ここ、抜けています。
1時間足を見ると、5波の先の方、このまま更に下げる可能性もあるし、あるいはこのあたりで5波終了する可能性もあります。
もしこの付近が転換のポイントになりうるなら、何かしらの値動きが出てくるはずです。
5分足で見ていきましょう。
先程のパターンのおさらいですね。
ゆっくりジグサグと階段を降りるように下ってきてくれました。
そして、直近の下降の起点をズバッと抜けてきました。ついでに200MAも抜けてきてくれたのでなんかより買いやすくなりますね。
そして、下がらない。
しかも、4時間足で引いたフィボナッチ・リトレースメント38.2にも乗っかるような形になってきた。
ここで買うのはまだ早いですね。
しっかり下げ止まったことを確認する意味ではもう一回下がらないことを確認したい。
いつもの3度目の正直で下がらないことがわかったので
利確は下から当てた波だと80pips近くと結構距離がありますので、手前の波の付近でも良いかなと思います。