エントリー恐怖症?FXでトレードができない人への処方箋
先日、先生主催のオンライン勉強会があったのですが、その際にこんな質問をしました。
「最近トレードを絞ることができるようになってきましたが、今度は絞りすぎて入れなくなりました。どうしたら抜け出せるでしょうか。デモトレードにも関わらずビビっている気がします。」
えっ?何言っているのかよくわからない?と思うかもしれないのですが、最近、私は、本当にデモトレードにも関わらずエントリーができなくなっていました。
今回は、こちらに関して先生からもらったアドバイスと、いくつかの気付きがあったので共有したいと思います。
エントリーができないのは「気合が足りない」
当日のオンライン勉強会は、先生が質問にズバズバ答えていくというテーマだったんですけど皆さん様々な質問をしていました。
私もチャートの値動き等に関しての質問を持っていたのですが、それとは別に、この問題を質問するかなやんでいました。
正直なんだかすごく滑稽な質問だと思うんですよね。デモなのにトレードできないって。でも、実際できていないものはできていないので最後の最後で意を決して質問した感じです。
一応、この質問をする前に自分の中でも、いくつか理由を考えていました。
こんな感じです。
・過去にFXで失敗していることによるイップスなのか?
・負けトレードを見せるのは恥ずかしいから?
・ブログやYouTubeを書くようになったことで緊張しているのでは?
今読み返すと、格好つけてる感じでなかなか笑えるのですが、書いているときは真面目に考えていたんですよ。
特に最初のは、勉強会に入る前、過去にリアルトレードで行っていた際に、よく起こった事だったので、今回もそれなのかなと内心思っていました。
で意を決して質問したわけですが、先生の回答は何だったと思いますか?
それは、
「気合です」
とのことだったんです。一瞬「えっ!?」と思ったのですが、そこには裏付けがありました。
なぜそもそもトレードするのか?
先生の教えはこうです。
「トレードを厳選して入ること自体は良い。ただし、厳選しすぎて入れないのは、気合が足りない、儲ける気がない、つまり勉強する気がない」
「負けてもいいから気合で入るしかない。これはメンタル本を読んでもどうにもならない」
トレードそのものに躊躇してしまっているということは、相場から利益を出すことができません。
そして、そもそもトレードの学習をしているのに、トレード自体ができていなければ成長することができません。
それってつまり、学習する意欲がないということですね。
わたしは、先に上げたように、メンタル的な問題があるのかと思っていましたが、問題はそこにはなかったということです。
トレードの学習をしているので、勝ち負け関係なく、ルールに合致したら入る、それだけだったのです。
教えられたように勉強ができているのか?
実はこの質問をした後に、勉強する気がないという点に引っかかったのですね。
勉強はしているはずだよな?
毎日、シナリオ書いて、チャート検証して、最近は少なくなってしまったがトレードした際には振り返りと報告をしてと。
なのですが、私は実際にトレードができておらず、つまり、正しく勉強ができていなかったわけですから何かがおかしいのではないかと思いました。
そこで、見直してみました。
勉強会には、「地図」というコーナーがあって、そこに学習の仕方が書いてあります。
改めて全部読み直してみました。
で、自分の勉強でできていないことがありました。それは、
ケーススタディー投稿してませんでした。
ケーススタディーというのは、過去チャートを検証して、検証した内容を投稿するまでが一つのプロセスなのですが、私の場合、投稿をしていませんでした。
手元でやってるだけのことのほうが多かったんです。
理由は、面倒だったから。macで画像に書き込みをするのが手間だったので、実は途中から出力をしていなかったんですよね。
そして、気づいたらそれが当たり前になっていました。
実際、そのことに全く気づいていなかったかというとそんなことはなかったのですが、いつの間にかそれでいいという思い込みの中、楽な方に進んでいたんです。
皆さんは、いつの間にか自分の都合の良いように捉えてしまっていることってありませんか?
FXの学習は自分都合に楽なことだけを選んでいては成長しない
先生のヅイッターに、最近こんな投稿がありました。
都合のいいこと、楽なこと、自分のやりたいこと、今の(足りない)脳みその中でしか信じられないもの興味を示さない。取り入れない。
それ以外の僕の言った大切なことは尽く無視する。やりたがらない。
自分の内面に、自分のトレードに真正面から向かえない。
だからトレーダーとしていつまでも強くならない。
私もまさに、ここにハマっていました。画像にして投稿するのは面倒だからやらない。でも、検証自体はやっているから問題はないはずと。
でもどうでしょうか。これだと、実際に検証していることを言語化してアウトプットするというプロセスが抜けてしまっています。
最近、ケーススタディをちゃんと投稿するようにしました。
ちゃんと、1日分ごとに文字を起こして、画像に書き込んで、投稿。
たった数日分なんですけどね、私の学習ストックがこれまでより増えました。
私は各インジケーターや相場状況ごとに知識を貯めるようにしているのですが、アウトプットを丁寧にするようになってそのストックへの追加が増えています。
アウトプットする際に、このケースはこのパターンにはまるんじゃないか?って一個一個検証するようになったからです。
あと、言い訳のように使っていたmacの書き込みの件も、previewの機能で書き込めば一瞬でした。
この時、実は他にもできないと思いこんでやっていないことはないかを考えました。私の場合は、macではMT4複数立ち上げられないと思っていた事ですね。
が、これもできました。
これまではチャートの検証やyoutube動画の作成をしているときはリアルチャート見れていませんでしたが、見れるようになりました。
なんだか言い訳ばっかりでしたね笑
どうでしょうか?あなたは楽なことだけを都合よく選んで行っていませんか?
もしかすると私のように、楽なことを選んだ結果、見逃してしまっていることや、できないと思いこんでしまっていることはないでしょうか。
素直に学習しているつもりでも、勝てていない人は、どこかで都合よく捉えてしまっている可能性があります。
さて冒頭のトレードができない件ですが、どうなったかというと、今年はすでに2回トレードをしています。
去年だったら見送ってしまった場面ですが、今回は入る事ができました。1勝1敗です。
損切りした方も、しっかり利益は伸びておりエントリー自体は悪くなかったと思います。
私の場合、トレード回数が少なかった分、利確・損切りの実践が進んでいませんでした。ようやく一歩進めそうです。
エントリーできない理由を、メンタルの問題と捉えてしまった結果、無駄な時間を費やしてしまいました。
一つ一つ確認してみたら、与えられた学習自体しておらず、また、そもそもチャートを監視することすらできていなかったという事がわかりました。
今更気づいたのもどうかと思いますが、質問会の際に、滑稽で恥ずかしいから質問しないという選択をしていたら大変なことになっていましたね。
だって、成長が止まったままなことに気づかずに時間だけ過ぎていったわけですから。
実は、後日、座談会で先輩トレーダーに同じような相談をする機会がありました。
- 〇〇のルールは全部エントリーする。負けるけどそこから値動き等を勉強
- 負けると記憶に残る
- トレードしないとそもそも勉強にならない
勝ち続けているトレーダーは、当たり前のようにデモトレードでしっかり学習されていますね。
トレードができないという題材を使いましたが、お伝えしたかったことは、都合の良い部分だけ切り取って正しい学習ができていますか?という問いかけでした
是非ご参考になれば幸いです。
それでは。