FXのシナリオで課題が出たらどうやって解決する?FXはエントリーだけでなくシナリオの見直しが重要
今日のテーマは「シナリオ」。
自分のシナリオの「課題」に気づいてからどう修正したかを時系列で紹介していきます。
後半には実際にシナリオとエントリーを紹介します。
この動画を見ると自分のシナリオに対しての課題の発見、そしてシナリオの立て方をどう改善したら良いかがわかります。
- FXはエントリーだけでなくシナリオの課題解決も必要
- シナリオはインジケーターだけではなく直近の値動きもみる
- FXの学習は学ぶレベルによって学べることが変わる
- シナリオやエントリーの課題解決方法「FIB総研」
- シナリオの課題が解決したら早速練習(ケーススタディ)
FXはエントリーだけでなくシナリオの課題解決も必要
FXを学習している皆さんは、自分の課題を書き出していると思いますが、こちらは私の課題の一部。
文字が見えるぐらいに拡大しているので少なく見えますが、ここに入り切らないぐらい沢山あるわけです。で、注目していただきたいのはこちら。
「直近の値動きを意識した環境認識・シナリオが不十分」
であるという課題を私は持っていました
これは、シナリオを立てる時にインジケーターやラインにばかり目が行って、直近の値動きを考慮したシナリオづくりと、
それに沿ったエントリーが出来ていなかったというものです。
もう少し見ていきましょう。
シナリオはインジケーターだけではなく直近の値動きもみる
先程の課題の中身です。
何回かに分けて書いたコメントなのですが、ちょっと読みます。
トレードした日は、かなり自信があった。シナリオも出来ていたし、トレードのタイミングもかなり良いと思い正直浮かれた。
次の日、先生の書き込みを見て、血の気が引いた。このトレードがだめな理由がわからない。
この日のトレードというのは、これです。
2/3に1時間足のエリオット波動5波を狙ったエントリーでした。
で、その時に作成した動画がこちらです。下にリンクを張っておきます。
今日はこのチャートの解説ではないので、このまま次に行きます。
FXの学習は学ぶレベルによって学べることが変わる
そして、その後の文です。
動画解説をみた結果、結局自分で自信を持って(シナリオ)を立てたなら良いのではと思った。
直近の値動き的に確かに伸びそうだが、とは言え反発しているのだから問題ないのではと思った。
モヤモヤ感が残る。
この動画解説ですが、こちらです。ちょうど今日同じタイミングで公開されている先生のYouTubeです。
https://www.youtube.com/watch?v=YJo25TDiN9w
この動画、ものすごく勉強することが多いです。ぜひ何度も見てほしいんです。
でもですね。
学ぶ人のレベルによって受け取れる内容も違いまして、私は最初見た時、実はこの動画の結論として自分のトレードは問題ないという認識でした。
当時、作った動画がこちらです。
この動画、今見ても間違ってはいないと思うのですが、この時はやはりまだ直近の値動きを意識したエントリーの話にこだわっており、
「シナリオ」そのものに改善の余地があったことに気づけていませんでした。
今回の直近の値動きを意識した環境認識・シナリオが不十分という課題に対して、何がおかしいか理解できたのは、それから数週間立ってからでした、
シナリオやエントリーの課題解決方法「FIB総研」
動画を再度やり直した。ここ最近毎日FIB総研で先生のトレードをそっくりそのまま書き出しているうちに直近の値動きの重要性が以前よりわかってきた。
すると、そもそもシナリオのたてかたと、エントリーのイメージのポイントがおかしいのではと感じた。
1時間の節目(エリオット1波の安値、FR61.8)から4-5波を狙ったエントリーは、本当に正しかったのか?
再度チャートを見直してみると、
FR61.8まであの勢いで伸びているということは、このまま抜けていくシナリオも当然あり、それが違うことがわかってから入ったほうが正しい。
上から入るのが間違っているのではない。しかし、そのシナリオは今後勝ち続けるトレーダーとしてのシナリオとエントリーにふさわしいかというと、証拠が出るまで待てておらず、どこかでいずれおかしくなる
チャートでいうとこのポイントですね。
私はインジケータやエリオット波動といった見た目に囚われて、直近の値動きを軽視する傾向がありました
値動きをしっかり観察するなら次のようなシナリオを立てることも出来たはずです。
例えば、この上昇の5波目が終わってから売る とか
あるいは伸びた先からの戻しで売る とか
あるいは、しっかり抜けて、5波が誰が見ても明らかに発生していることがわかってから売るとか
シナリオ作る際に値動きを見ずに都合よく作成しており、
まだ方向性が決定づけられた証拠が出る前に5分足だけ見て「都合よく作った」シナリオに沿ってエントリーしていたわけです。
今回気づけたきっかけですが、何回かご紹介しているのですが、
過去の動画やYouTubeを、そっくりそのまま書き出してみたというものです。
FXを自分で勉強してしまっている人は、勝てる手法を手にしてもすんなり勝てないことがあります。私が良い例です。
勝てている人たちと、同じようなチャートを書いていても、考えている思考が微妙に、そしてそれがかなり大きな問題としてずれています。
なぜなら、引いているラインの意味や目的、考える順番が異なっている可能性があるからです。
そうなってしまうと、せっかく過去チャートやデモで練習しても、いつまで立っても上達することが出来ません。
「そっくりそのままやる」Fib総研の練習法はこちらの動画にやり方を説明していますのでぜひご覧ください。YouTubeの動画だけでも始められます。
シナリオの課題が解決したら早速練習(ケーススタディ)
ということで、せっかく学んだシナリオの考え方、過去チャートを使って練習(CS)してみます
節目付近でのポイントを直近の値動きも意識しながらシナリオを立てていきます。
こちらは2019年5月13日のチャートです。
4h
直近は強く下降のしていることがわかりますが、これだけだとわからないので小さくしてみました。
ここからわかることは全体では下降後に強い上昇で上がってきていることがわかります。
上昇後に前回高値付近で止められてからもみ合いとなり下降しています。
買いの押し目候補FR38.2まで下げてきた
上昇の押し目という点では下がらないようなら買っていきたい場面ではありますが、
直近の動きは強い下降で下がってきており、買いを考える場合は、明確に強い陽線が出る、4h足レベルで何度も止められるなど、反転の動きが出るまでは気軽には買えない
また、下降のエリオットも書くことができ、もしかしたらここが3波になる可能性があります。
なので目線は売りです。
1h
下降が強く一気に落ちていっています
どこまで落ちたかというと、先のFE161.8で3回ほど止められています。
インジケータだけ見てしまうとここで買いのシナリオを考えてしまいがちですが直近の値動きを見ると明らかに上昇出来ていないことがわかります。
ライン付近で反発はしているものの戻しが弱く高値をむしろ切り下げてきています。FR38.2までも戻せていません。
売りの圧力が強いことは、トレンドラインを引くことでもわかります。この時点で買いのシナリオはやはりまだなさそうです。
では、売るならどんなシナリオを立てるか。
以前の私ならこのTL上限から売りという事を考えていました。
しかし、世界中の人達が意識するであろうラインに向かって売るというのは当然抜けを失敗して反転するリスクもあります。
安心安全なエントリーを心がけるのであれば、リスクは減らす必要があります。
では、どんなシナリオなら売れるか。
例えば、FR38.2までエリオット波動のような波をつけながら上昇した場合。この辺りがエクスパンション161.8辺りだとちょうど売りやすいですね。
あるいは、しっかり抜けた場合のその戻しから。抜けた時に、悔しいと思う必要はありません。抜けた証拠を確認してからの戻しで入ればいいのです。
上昇してしまった場合はどうでしょうか。例えば、強い買いが入って、明らかにこのポイントが押し目候補であるようなら売りの目線はなくなります。
むしろ買いのシナリオを立て直したほうが良さそうです。
5m
こちらが5分足です
4,1hでの節目のラインは5分で見ると下げることが 出来ずずっと押さえられている。
5分足レベルでちょっと割ったからと言って売りで入るのは心もとない。
冒頭のエントリーとは違って、直近の値動きは強い売りなので、エントリーしても良いかと思います。しかし今の私は見送ります。
なぜなら値動き的には抜けそうな雰囲気もあるが、まだどうなるかわからないからです。
しっかり抜けてからのほうが上位足の節目候補と値動きの流れが一致し安心したエントリーが出来ます。
その後、抜けてきたが売りの勢いが強い。
戻しが期待できるほどなく、エリオット的な5波でエントリー。1時間足の陰線確定でもあります。利確は前回買いの入った付近。
エントリーの課題に目が行きやすいですが、シナリオにだって沢山課題は潜んでいます。
ぜひそれらを見つけて一つづつ課題を潰して勝ちつづけるトレーダーを目指しましょう。
それでは。