トレンド相場を移動平均線でサクッと30pipsゲット。2つの事例からエントリーパターンがわかります。
今日は移動平均線を使ったトレードを紹介します。
これは、3月16日の5分足のチャートですが、私はここで売りました。
ちょっと遅れてしまったのですが、この200MAにあたって陰線確定してからですね。
勉強会のメンバーもここでトレードしていました。
ここで入れた方は上手ですよね。20pipsぐらいでサッと利確されたメンバーもいれば、値動きを観察しながら100pips近くまで保有した方もいました。
このエントリー、200MAに到達してから売るだけ。簡単ですよね。
これ出来るようになったらトレードチャンス増えると思いませんか?
じゃあ、この時、どういったシナリオを立てていたらここで取ることが出来たのでしょうか。
この200MAからのエントリー、もちろん、いつでも出来るわけではないです。今回はどんな時だったら売れるのかというお話をします。
毎月どこかしらでチャンスがあるので覚えておくとトレードが有利になりますよ。
トレンド相場の移動平均線200MAの使い方
移動平均線を使ったトレード例は以前の動画「200MA(移動平均線)を組み合わせて20pipsとるFX手法」でも紹介をしています
さて、移動平均線を使ったトレードで意識しておきたいことですが、まずはじめに
移動平均線がしっかり傾いていること
1つ目は移動平均線がしっかり傾いていることが重要です。
このチャートも移動平均線が右肩下がりになっていますよね。
傾いているということは、その方向への力が強いことを指しています。
今の相場は下がっているので上がったら素直に売っていけば良いということですね。移動平均線はタイミングを取る一つのツールとなります
もたもたせずにさっさと入る
そして2つ目はもたもたせずにさっさと入る
200MAからの反発を意識したトレードになるので、200MAタッチの戻り売りを狙うと下げた先でトレードすることになりがちです。
200MAでタッチした確定足でサッと入っていきます。
ファーストタッチってどうなの?
なお、初回のタッチというのは、そこからの売りを狙っていた人が入りやすいので反応することが多いです。
2回目以降というのは、相場もだんだんウロウロし始めて傾きが緩やかになることが多いです。
ただ、こういう話をするとなんでもかんでも初回のタッチで入ろうとする人がいますが、そうではないですね。
先生の言葉にもありますが、なぜ、この局面では1回目が有効で2回目以降が駄目なのかを考えていく必要があります。
今回初回が有効と考えられる理由は次の環境認識、そしてシナリオがあってこそとなります。
結局重要なのは環境認識とシナリオ
そして、3つ目、一番重要なのが環境認識です。1つ目も2つ目も環境認識があってこそ使えるものになります。
実は今回のトレードができた答えとも言えるのがこの環境認識です。
左に1時間足も表示してみました。
1時間足も下降が強い相場となっています。
一度戻しをつけてから再度下降してきています。直近安値も抜いて下に行っていますね。
ということは、抜けた戻しを狙いたい場面となります。
トレンド相場での移動平均線を使ったシナリオ
抜けた戻しを狙うという場面は、いくつかありますね。例えばこんなシナリオ
例えば、FR38.2付近まで戻したら売る
とか
あるいは
1h200MAまで戻ったらタッチで売るとか。
200MAタッチで売る動画として、
最近でしたら、こちらの動画であおやまさんがまさに1時間足の200MAを使った鉄板パターンも紹介しています。
この鉄板パターンは勉強会では「進研ゼミ」とよく呼ばれるラインでの反応を取りに行くパターンになるのでぜひこちらも参考にしてみてください。
あるいは、エリオット波動の5波を作って上昇してから下降してくるとか
3つほどあげてみましたが、いずれもしっかり戻しを確認してから売っていくというものですね。
FR38.2のところにラインを引いておきます。こうですね。
なんかちょうど38.2のライン付近に200MAがおりてきていることがわかりますね。
5分足の値動き次第では、この200MAからの戻り売りで入っておくシナリオを持っておけそうです。
さて、今回はどうかと言うと、5分足がグイッと直線的に戻してきました。
買いの勢いも強くグイッと上昇してきていますが、先程環境認識したとおり、全体での戻しから見ればほんのちょっとです。
5分だけ見ていると押し目買いを考えてしまいがちですが、考えることはまず売りです。
目線は固定して上がってきたら上から売るです。
今回のこの場面は、FR38.2に加え、200MAもしっかり傾いており初回のタッチなので、世界中の人達も反転を狙って入ってきそうです。
こういったところではもたもたせずにさっさとエントリーです。
ただし5分足で上昇している中で売るので、5分のこの部分だけ見れば逆張りです。短く20pipsぐらい取れれば御の字です。
どうでしょうか。
移動平均線を使ったトレードと言ってもしっかり環境認識が出来た上でのトレードとなります。
シナリオさえ作れてしまえば、後は待ち構えるだけなので、慣れるととっても取りやすくなります。
しっかりと環境認識をして、シナリオを立てた上で、
移動平均線がしっかり傾いており
抜けた後の戻しのタッチからが効きやすいというものですね。
特に、世界中の人達も注目しそうな重要なポイントが重なる場合、そこから反発することが多いということです。
他にも例を見てみましょう。
移動平均線タッチでのエントリー事例
3月は下降相場なので、戻しのタイミングからこういう感じで売れるシーンがいくつかありますね。
こちらも200MAから売れそうです。
2020年2月27日の相場
こちらも1時間足で下降トレンドが続いている場面です。
全体的に下降の強い場面ですね。
1時間足は200MAから随分離れ始めています。
売りの勢いが強いので先程の場面と同様に、戻ったら売りを考えていきます。
今回はどうなったら売れそうでしょうか。
直前の場面でも1つ目は下降トレンドが引けますね。
何度も押さえられており、今回もグイッと落とされており、戻しが期待できそうです。
なお戻し候補として、FRを引いてみると、結構上の方になり、そうするとラインも抜けてしまって、勢いの流れが変わってきそうですね。
トレンド付近からの戻り売りを考えてみると、どうでしょうか。
5分足に表示してみるとこんな感じでしょうか
そうするとちょうど200MAが来ていることがわかりますね。
この辺りの戻し候補としてもう少し使えそうなものを見るのにフィボナッチリトレースメントも使ってみます。
波がいくつもあるので、こちらは参考程度ではあるのですが、ここがちょうど戻しの61.8となりますね。
エントリーですが、この辺りは売りの勢いが強いのでいくつか入れそうです、
まずは、200MAのタッチでエントリー
続いてこちらは、勉強会でも良く出る3度めの正直、小さく3回ほど失敗してから下がっています。
その後、200MAからの戻しですが、1hのトレンドラインに押さえられていかにも抜けていきそうな流れです。
ブレイク手前でも30pips近くあるので安値付近でもいいですし、そのまま値動きを観察しながら下まで引っ張っても良さそうです。
今回は移動平均線を使ったトレードをご紹介しました。
移動平均線は、あくまで環境認識とシナリオがあった上で、使う一つの道具です。
この道具を上手に使って勝ち続けていきましょう。
それでは。