milkさんのFX塾。

FXブログ

FXは損切り位置とコツ・タイミングが分かれば負けトレーダーから脱却できます

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norinori
あおやまあおやま

FXでいちばん重要なことは何か。

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これはいつも言っていますが、エントリーポイントです。

エントリーの位置さえ正しければ、ポジションを持ち続けてメンタル崩壊からの損切りなんてことは起こりません。

これは譲れない事実なわけですが、じゃあ損切りは考えなくていいのか?

これもいつもお話しているとおりです。

損切りを置く場所、つまりストップロスはここです。

1時間足の直近安値や高値にセットします。

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この損切りの値幅は、100pipsだろうが数100pipsだろうが関係ありません。

デフォルトの損切り位置はいつもここです。1時間足の直近安値。

特にFXの勉強を始めたばかりの人や、勝てていない人は、まずはここにしてください。

間違っても浅い損切り位置、例えば5分足の直近安値や20pipsとしてはいけません。

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えー、じゃあ100pips以上の損切り位置までずっと持っていなきゃいけないの?って思った方。

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実は僕もこの辺りが曖昧な点があったので今日は損切りについてコツとタイミングを一緒に考えてみます。

これがわかると、損切りのタイミングがわかるようになります。

そして、その勉強の仕方も分かりますよ。

FXの損切り位置は1hの直近高値・安値にセットする

そもそも損切り位置を広く持つ理由は何か?

理由を何も考えずに当たり前のように1時間の直近安値や高値に引いていては意味がありません。

FXを学習しているなら、なぜそれが必要なのかとう言うことは常に考えていく必要があります。

1h足の直近高値安値にセットする理由、それは、

「FXを学習中のうちはエントリー位置の精度が低いから余裕を持っていく」

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ことにほかなりません。

エントリーの基本は順張りですよね。

逆張りをするケースやレンジ戦略を取ることもありますが、FXの基本は順張りです。

その日のトレードで、売りをするのか、買いをするのか目線を固定するのは1時間足です、

つまり、基本は1時間足で伸びている方向に対して押し目から買ったり、戻しから売っていくんです。

じゃあ、その押し目や戻しがどこまで行くのか。

これは未来のことなので、必ずここで押し目をつくるなんてことはわかりません。

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ましてや、始めたばかりの頃は、なんとなくこの辺から上がるだろうという値ごろ感でトレードしてしまいがちです。

浅い押し目をつけるのか、深い押し目をつけるのか、これは直近の値動きを見ていかないとわかりません。

だからこそ、損切りは5分足の狭い損切り幅に置いておくのではなく、広めにとっておくのが基本になります。

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損切りを広めに取る理由は値動きを観察すること

「エントリー後のポジションに責任を持つ」とは?

先生はいつも、エントリー後にすることは何だと言っているか覚えていますか?

「ポシジョンを持ったら最後まで責任を持つ。」です。

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ポシジョンに最後まで責任を持つというのはどういうことか?

最初の頃は、利確あるいは損切り位置までずっとポジションを持っていることだと思っていました。

しかし、これは違うことに気づきます。正しくはこうです。

目先の勝ち負けを意識してすぐに損切りしない

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エントリーしてちょっと動いたらビビってサッと損切りしたり、思った動きが違うと決めつけて建値で逃げたりしてはいけません。

冒頭の5分足レベルの短い損切りの話も同じです。

エントリー後利確・損切りまで値動きを観察して勉強する事

大切なことは、ポジション保有中の値動きを観察して勉強することです。

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エントリー後の値動きを見て

思ったように動かなければ、なぜ思ったように動かなかったかを考える

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エントリーポイントとしてもっと最適だったのかを考える

これが勉強です。

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そして、これは損切りについても当てはまります。

ポジション保有中の値動きを観察した上で、上がらない動きが出たら損切りをしてもいいのです。

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ところが、初心者に限って、このいちばん大事な真ん中のプロセスをぶっ飛ばし、

値動きが「なんとなくおかしい」から損切りと勉強にならない事ばかりしてしまうのです。

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学習の最初の頃は、損切りポイントまで持っておいた方がいいと思います。

なぜなら、期待と違う動き、例えば上がらない動きが何なのかわからないわけですから。

しかし、ある程度学習が進んだのであれば、保有中の値動きを観察した上で、上がらないなら損切りすればいいんです。

わかりやすいところでは、3度めの正直とかですね。

損切りについての考え方については先生の動画で解説されているので是非参考にしてみてください。

FX損切り例(損切り位置と値動きを見た途中損切りの方法)

では、最後に一つ例を出してみたいと思います。

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左は1時間足、右は5分足です。

1時間足では急騰しました。

であれば、買いの勢いが強いので押し目買いをしていきたいポイントになります。

買いのシナリオはいくつか立てられそうです。

例えば、200MAがしっかり傾いていますので、ここで下がらないようであれば買っていくことができそうです。

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200MAでの買いも200MAだけではなく値動きがゆるやかに波を作って来るようであれば買いやすいです。

例えば、こうですね。エリオット波動で5波を作ってくるようならとか。

あるいは、FE161.8が引けるような波を作ってくればとか。

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又は、200MA付近で何度も止められて下がらないような動きをしたらとか。

あるいはグイッと陽線が出て誰から見ても反応していることが分かればとか。

他にも、1時間足の押し目から買っていくとか。

この波は、ほとんど戻しがない直線でした。

なので、リトレースメントを引くならこっちになります。

例えば、FR38.2付近まで戻して来たらとか。

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相場はどうなったかというと、こうなりました。

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では、仮に200MAで買ってしまった場合はどうでしょうか。

この陽線を見て買った場合ですね。

買いの根拠としては波の動きからみても根拠が弱かったのですが、仮にここでエントリーしたのであれば、やはり責任を持って保有中の値動きを観察する必要があります。

その場合、まずは、損切りは1時間足の安値です。

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今回だとここでしょうか。最初のうちはここまで持っていてもいいと思います。

先程も話したようにちょっと変だからとサッと損切りをしてしまうのではなく、保有中の値動きを観察します。

値動きを見ていきます。

この付近は直近の上昇の起点がありました。前回上昇したところは今回も上昇しやすい。

実際にここで反応しました。その後、下がらずに200MAで陽線を出してきています。

しかしその後どうなったかというと、安値を割ってきました。

おかしいですね。200MAで反応してほしかったのですが下降してしまいました。

ここに何があったのか考えていきます。

そうすると、ここに下降TLを引くことが出来ますね。つまり直近は下降の勢いがまだあり、買うには早かった可能性があります。

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もう少し観察していきます。

その後再度上昇してきています。

しかし、この上昇も高値を更新することが出来ませんでした。TLにも押さえられているように見えます。

再度上昇するも、上昇出来ません、

ここから見ても、ここから見ても3度めの正直、やっぱりここはエントリーとしては正しくありませんでした。

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で今どうなっているかというと、こうですね。明確にエリオットの下降3波の動きになったことが分かりました。

損切りはここでしても良かったですね。

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損切りについては、こうですね。

  1. 損切りストップロスは1hの直近安値・高値に入れる。
  2. ポジションに最後まで責任を持つ
  3. 値動きの勉強をする。
  4. 明らかに正しくない動きがわかったなら損切りする。

ただし、ちょっと上下に動いたぐらいで損切りしない。値動きの意味をしっかり考える

最後に今回の相場でエントリーできた場所はこちらです。

FE161.8まで落ちてきましたね。最初立てたシナリオにあったものです。

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下がらないことを確認してエントリー。