【FXエントリーポイントの見極め方】波と値動きを使った誰にでも出来るシンプルトレードのすすめ
ちょうどトレードを終えました。+24pips。
ここ直近の下降からの戻り売りを狙ったエントリーポイントだったのですが、なぜ左ではなく、右側でエントリーできたのか。
以前の自分だったら、多分この辺でエントリーしていたんですよね。
ここにちょうど3回止められたような値動きをしているので。
で、アレー??ってなって建値決済。みたいな。
今回はなぜ、今はこの左側ではなく、右側エントリーポイントで入れるようになったのか。
この違いについて考えていきます。
ポイントは、「波」と「値動き」。これを使っていきたいのですが、やっぱり目に見えるもののあったほうがわかりやすいので、
これも使います。フィボナッチエクスパンション。
今回は、この3つを使って相場を読み取っていきます。これがわかればエントリーだけでなく、危険回避にも役立ちます。
FXエントリーポイントの見極め方は波と値動き
似たようなチャートでもエントリーポイントが違う理由
2つの5分足チャートを使って比べてみたいと思います。
- 1つ目は、6/8のチャート。
- 2つ目は、6/29のチャート。冒頭のチャートです。
この2つのチャート、ある共通点があります。
それは、どちらも、FE161.8に到達している。という点です。ちょっと見にくいのですが後で拡大します。
フィボナッチエクスパンションは、波がどこまで上昇するのかを測るもの。
もし、戻り売りを狙いたいのであれば、例えば161.8や261.8付近まで戻ってきたら売りやすい。
で、実際のエントリーポイントですが、左は1つ目の山から、右は2つ目の山からエントリーができます。
何が違うのでしょうか?
なぜ、右は到達したところで売れないのでしょうか?
インジケーターの数値があるからエントリーは素人?
左は200MAもあるから売れるんじゃないの?確かに、それでもいいです。
でも、FX勉強会で200MAがあるから何も考えずに売りましたというと素人とか未熟とか言われます。
専業でやっていきたいならそれだけではダメということです。
では、拡大してみていきます。
「波」からエントリーポイントを吟味する
こちらが左側にあった6/8のチャート
FE161.8と200MAに到達してから下降しています。
5分足はエントリーポイントまでのエントリータイミングをとるために使います。だからこそ、直近の値動きはしっかり観察していく必要があります。
ここの波、何が隠れているかわかりますでしょうか。
そうです。いつものエリオット波動。
ちょうど5波目の伸びた先にFE161.8や200MAがあるということは、となります。
タッチで直ぐには売れませんね。だって、このまま突き抜けていく可能性もあります。
上がらないことを確認して、ここに3度めの正直ありますよね?
であれば、ここから売っていくことができます。
つまり、1つ目の山で入ることができた理由は、
- エリオット波動的に上昇の波が一旦完了した。
- そのポイントが戻り売りのポイント。
- 上がらないことが確認できた。
(※通常はシナリオを立てた上でのトレードのため、1と2は逆になります。)
ということですね。
波の動きだけではエントリーポイントを絞るには50点。最後は値動き
じゃあ、もう一つのケースはどうだったでしょうか。
こちらの波も数えてみましょう。
どうでしょうか。こうですね。
波としては3波目です。こういうところで小さく止められたからと行って全部戻すかというとやはり、その後の4-5の動きが予測されるので避けたいところです。
いつもではないですが、エリオット波動というのは、1波の高値付近で止められやすい。
実際のチャートもそうなりましたね。
そこからグイッと上昇。
このとき、考えることは何か。
それは、このまま、上昇していくのか。それとも下がっていくのかということ。
【ここがポイント】同じような場所でエントリーしていても実は意味が違う
丸印のあたりは、実はまだよくわからない。
大事なのは値動き。ここに来るまでにどういう流れできているのかです。
2-3波の動きは比較的強い上昇で200MAも突き抜けています。
であれば、4-5波で上に抜けていく可能性があります。
なので、いきなりは売れません。できるだけ、右の方まで待って、上がらないことを確認しないと売りづらい。
で、様子を見ているとどうなったか。
ここでもはっきりと分かるぐらい出ていますね。3度めの正直。
じゃあ、上がれないことがわかったので、売っていこうとなるわけです。
勉強会のメンバーもたくさん入っているエントリーポイントでした。
1時間足もどんな場面だったか確認しておきましょう。
こちらが1時間足。下げた先の方でした。
直近は売りの勢いが強かったですが、前回止められた付近で今回少し上で止められました。
そこからグイッと戻しています。買いの勢いが強ければこのままグイッと上昇も考えられた場面。
であれば、やはりできるだけ右の方から絶対上がらないことを確認してから売っていきたい場面でしたね。
この辺で抜けるだろう、で売るのではなく、直近安値付近でしっかり手仕舞っていきたいです。
結論:2つのエントリーポイントが違う理由は波と値動き
冒頭のチャートに戻りますが、なぜ2枚のチャートどちらも戻り売りを待ち構えていたが、右は1つ目の山で入らなかったのか。
答えは、波と直近の値動き的に直ぐには入れなかったということですね。
当然、上位足のシナリオや他の補助となるインジケーターを組み合わせながらエントリーしていきたいポイントです。
値動きを考えながらトレードすることで、危険を回避することもできます。
FXで負けるエントリーポイントを回避するための波と値動き
もう一つ例。
1時間足は強い下降後の戻しの場面。どこかで売っていきたい場面です。
5分足は、同じ様にFE161.8付近まで上昇してきましたがどうですか?
考えることは波と値動き。
であれば波はどうか?
3波の勢いが強いですよね。ということはこういう値動きが予想付きませんか?
直近の値動きだけを見ているとかなり慎重に見ていかないと売りは厳しそうです。まずはこの買いの勢いを待ちたい。
結果どうなったか。
直近の上昇の勢いに乗ってグイッと伸びていきました。
トレードが上手い人はこういうところで買っていけますね。
僕はあまり得意なので、予定通り売れるところまで待ちます。
どこか。5波が確定した急落。この戻しからですね。
この場面、先程の2つの事例と違ってなんで直ぐに入ったかについては、こちらの動画で解説しているのでぜひ見てみてください。
ということで、今回は波と値動き+エクスパンションを使ったエントリーポイントの事例を紹介しました。
勝てない人と勝てる人の些細な差とは?
ここからは、先日のプロトレーダーの先生との勉強会での気づきです。
僕もこういったしっかり待ってからのトレードが最初からできたかというと、全くそんなことはありませんでした。
むしろ、この青矢印のようなところから売ったり買ったり。
今でも課題を整理しながら、一つずつ苦手なものを潰していっています。
その時の動画が、こちら。緊張してどもっていますが、皆さんにも何かしら参考になると思いますのでどうぞ。
↑はじめさんのトレード練習
↑あおやまさんのトレードノートの話
複雑に考えすぎたり、頭の中が煩雑している場合は、課題を一度整理して一つずつ潰していきましょう。
シンプルに考えていけば、自ずとエントリーポイントは見つかるはずです。
それでは。