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【FX】相場の未来は予想できる!相場状況を見て数時間先のシナリオを考える方法

milkmilk
norinori
あおやまあおやま

未来予測。FXトレーダーなら未来に対しての仮設を立ててトレードします。

でも、それってみなさんが思っているような何日も先に上に行きます!とか下に行きます!ってことじゃなくて数時間から当日中ぐらいまでこういうパターンが来たら買い、売りが出来るってこと。

例えばこの辺。

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この後どっちかわかんない相場。

こんな今スグどっちに行くかわかんない相場でシナリオ立ててトレードするかという話。

デイトレーダーに必要なのは環境認識とシナリオ。

わからない相場は分かるまで待てばいい。

次の日まで待てば、こんな風に取れる。

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朝立てたシナリオで、1日の最後に下落をすることを想像するのが仕事ではありません。ましては明日以降の未来を予想する必要も無い。

ちょっと前の相場を見て、数時間先のシナリオを立てて行く。

合致すればエントリーする。異なる値動きをしてシナリオを崩すなら、立て直すか、しばらく様子を見る。この繰り返し。

さっきみたいな場面ならわかってきてからシナリオを立てればいい。

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わからない相場の時どうするのか、その時のシナリオについて考えるとともに、その後どうやって更新していくのかを考えていきます。

環境認識とシナリオって、1日1回やるだけのものって思っている人要注意です。

相場の未来を予想するとは?本当にそんな事が可能なのか?

回答1:わからない相場の未来はわからない

今回例としてみていきたいのはこの場面。

2020年6月中旬の場面。これは1時間足。

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この相場、皆さんにはどう見えますか?

直近の上昇が比較的強かったことはこのチャートからわかりますね。

そしてその後の戻しも全部では無いですが、なんだかグイッと戻されて売りも強そう。

ぱっと見ただけでも、売りなの?買いなの?と目線が定まらなさそうです。

この場面、上位足ではどうだったのか見ておきます。

4時間足

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4時間足を見ると上昇の押し目のように見えますね。

直近の上昇の押し目から買っていきたい感じ。とはいえ、戻しもなんだか強いのでどうなのかという場面。

まずは、いつもの波の形からみていきます。

エリオット4波目は環境認識がそもそも難しい

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エリオット波動を考えてみるとこういう風になりそうですね。

エリオット波動は1波が突然現れます。グイッと来ていますね。

そして、2波と4波はジグザグになりやすいという傾向がありました。

2波確かに緩やかに降りてきました。かなり上下にもみながら緩やかに落ちてきていますが、そこから3波目。

3波目は勢いよくグイグイ伸びていく性質がありますが、実際グイッと上昇していきました。

いつもではないですが、3波は1波の等倍以上伸びやすいので当ててみると

なんだか、勢いこそあったのですが、途中で失速して落ちてきてしまいました。

2波はなんだか長くて、3波は勢いが無い。エリオット波動的には今後4,5波と続くわけですが、理想的な形にはならないかもなぁと考えられます。

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とはいえ、トレーダーはシナリオとエントリーをしていく事が仕事なので未来の当てっ子をしてもしょうがないですね。

ちょっと前の相場を見て、ちょっと後の相場の動きを考えていくことが必要です。

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上昇の押し目を買っていきたいけど、下降の勢いも強いので下げどまったら買っていきたいですね。

実際この付近で上昇しました。当然上からの戻り売り組も入ったので、ここ戻されていますよね。

ちょっと安値を割るような形になてから再度上昇。それもまた戻され。

上昇したいのか下降したいのかよくわかりません。

この辺だけ見るとなんだかよくわからないなというのが4時間足を見てきた答え。

相場の中では、こういったわからない部分というのは度々出てきます。

4時間足でわからない相場でも、下位足の1時間では方向性が分かる場合はよくあります。

4時間足でわからないときは1時間足で考えてみる

なので、1時間足を見て戦略を立てられないか見てみましょう。

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これが冒頭に見た1時間足です。どうでしょうか。さっきと違って見えますか?

直近の安値を割って来てから上昇していますね。高値も実体で抜けてはいますがスグに戻されて抜け失敗のような動き。

そして、直近の上昇の戻しを測るFRを当ててみると、61.8がありますね。

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上からは押し戻され、下からは支えられ、直近は上昇の深い押し目になるかもしれない位置。

もう言ってる自分でもよくわからなくなってきてしまいますが、この位置ってほんとに今後どうなるかわからない場所と言えます。

4h足でも1h足も方向性がよくわからないので様子見ということです。

回答2:相場の未来は予想の答えは、直近数時間までの値動きパターンに対しての予測

ということはトレードしないの?というと正解はYESでもありNOとも言えます。

なぜなら、シナリオとというのは、別に1日1回立てたら終わりというものではないですよね。

現在地点がどういう状況で、ここから数時間でどういうふうな動きになったらトレードするのか計画することが「シナリオ」です。

朝立てたシナリオを夜まで適応するなんてことはいつでも出来るわけではないとういことです。

「1日の最後に下落することを想像するのではない」

これは僕の先生の言葉です。

実はこれを聞くまで、朝立てたシナリオを元に夜まで使っていたことがありました。

朝から夜までといえば4時間足でローソク足、2-3本分。横ばいで変わらないこともありますが大きく変わることもよくありますよね。当然シナリオを更新するということです。

シナリオを更新する頻度はライフスタイルに合わせて

僕の場合は大体は朝立ててから昼過ぎ、夕方ごろ、そして夜更新が必要か確認します。

勉強会のメンバーにシナリオの見直しについて聞くと、朝昼晩の方もいれば、4時間足の確定、1時間足の確定毎に見直しの必要を考える方もいれば、

仕事から帰ってからの数時間だけトレードするので、シナリオは1日1回だけ立てる方まで様々です。

自分の生活に合わせていけばよいということですね。

で、先程の相場ですが、じゃあ、どうなったらシナリオ建てられそうな相場になるのか?

回答3:分かる相場になったら1時間でシナリオを立てて5分足でいつものパターンで待ち構える

これが翌日。

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下がりましたね。

前半パートで押し目買いかなとか言っていましたが、下がりましたね。やはり何もしなくて正解だったということです。

こういうわかりにくい相場では、当てずっぽうで予測を立てても全く役に立たないということがわかってもらえたのでしたらこの動画を作った意味があります。

そしてこの場面。直近安値に到達。

4hから見ていきますが

前半パートでは押し目買いか戻り売りかよくわからない場面でした。

現在は直近の上昇を全部戻すような動きで売りが優勢に見えます。

節目付近で反転するか抜けていくかの判断は下位足で見ていく必要があります。

そして、1h足。

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ここに前回の安値を参考にラインを引いています。

あまり使わないのですが、今回は付近に目安になるものが無いので。引き方は先生の動画を参考にしてみてください。

www.youtube.com

下降の戻し38.2からグイッと落とされて結局反発できずズルズルと落とされてきました。

ズドン!という垂直的な下降ではないので、下限域からちょっと買ってみても良さそうですね。

ただし、上昇の勢いが無いようなら、戻しから売っていきたいところ。

下に抜けるかはこの時点ではよくわかないので、ココは5分足の値動きを見て上がれないなら抜けてからの戻しで売っていけそうです。

5分足を見ながらシナリオを立ててみましょう。

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勉強会で推奨されているわけではないですが、ここは買いたい人は買ってみてもいい場面です。

ただし、グイグイ抜けていくと言うよりは20pips程をサッと。ダメならサッと損切りをする場所です。

では、この場面売りをしたい場合、どうなったら売れそうでしょうか?

1時間足では戻り売りと、抜けてからの戻り売りを考えていました。

戻り売り、抜けてからの戻しは、いつものパターンですね。

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例えば、

上昇の5波をつけてから200MA付近で何度も上がれないなら売る

とか

FR38.2やFE161.8などを代わりに使ってみてもいいですよね。

抜ける場合であれば、一度抜けてから200MA付近まで戻して巻き込まれるように落ちていくとか。

直近の下降のFR61.8付近より上がれないなら売るとかですね。

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さて、実際はどうなったかと言うと、こうなりました。

僕は1つ目のシナリオに沿って売りました。

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ちょっと抜けたところで決済していますが、抜け前提ではないですね。20pipsで利確。

その後が本命ですよね。

抜けた戻し。

一気に戻してしまって、あれれ?となりましたがその後再グイッと戻してきてくれました。

200MAまで戻りましたが直近の高値圏も抜けきれず、上昇を否定して下がっていったここから入れたベストでした。

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安値圏抜けた後なので、グイッと伸びて利益もこちらのほうが取りやすかったですね。次回はこちらも取れるように練習していきたいです。

トレードするかしないかの判断はまずは1時間足となります。

5分足ばかり見てしまうと、どうしても目先の値動きに目が行ってしまいます。

そうならないためにもシナリオを定期的に更新しながら相場の動きにしっかりついていけるよう練習していきましょう。

それでは。