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移動平均線の使い方が面白いほどわかる3つのケースから高勝率トレーダーを目指す方法

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norinori
あおやまあおやま

FXで高勝率トレードをしていくなら移動平均線は絶対に使ったほうがいいです。

こんな風にしっかり反応することはよくあります。

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動画でもよく取り上げる移動平均線のポイントは次の通り。

  • しっかり傾いていること
  • 5分足の移動平均線だけでトレードしない(値動き)

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実は大事なのは後者なのですが、FXを始めたばかりの方はなぜか、前者しか見ていません。

「傾いている200MAにタッチしたからエントリー!」

これではFXでいつまで経っても勝つことはできません。

今回は、移動平均線200MA付近でのケースを3つ紹介します。

これを見れば、「あーこんなときは、エントリーしていいいんだ。」

「こんなときは、見送ったほうがいいんだ」というのがはっきりわかるはずです。

移動平均線の使い方は上位足の環境認識から

早速チャートの方で見ていきたいのですが2020年5月18日から数日分を見ていきます。

5分足の移動平均線(200MA)は本当に週に何度も遭遇します。

先に上位足の環境認識だけしておきます。4時間足。

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4時間足は下降の戻しです。フィボナッチリトレースメントを引いていますが、下降の戻し38.2-61.8のあたりです。

売り手としてはこのあたりから入っていきやすい場面です。

ここの上昇にもフィボを当てていますが、上昇の38.2は割ってきています。

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直近の下降は同じような間隔で下がってきています。

いつもそうではないですが波は等倍以上の動きをしやすいとするとちょうどこのあたりに目安があります。

上昇のFR61.8ですね。買い側から見れば押し目のポイントでもあります。

つまり、直近の目線はこの下降の流れに乗って戻ったら売って行きたいが、そろそろ買い手も意識してきそうなポイントになります。

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下位時間足を見ながらトレードをしていくポイントになります。

続いて1時間足。

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下降トレンドです。直近の下降の戻し、38.2の付近で何度も止められてから下降していきました。

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移動平均線200MAにも押さえられるようにして下がってきていますね。

下降がどこまで続くかの目安に使うのはフィボナッチエクスパンションですが、こちらの波に当てると大きすぎます。

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なので、直近の下降の行き先を計るために、FEを当ててみるとちょうど今は261.8の付近にあります。

ということはと考えます。

売りたいが、下の方すぎるのでしっかり戻してから売っていきたい。

もちろん強い下降が続くようなら乗っていくとなります。大事なのは値動きです。

FE261.8にいるから必ず反発するとは限りません。

5分足の移動平均線は傾きと値動きの組み合わせ

ケース1:移動平均線が傾いていてもエントリーしない値動き

では、ここから5分足も出して見ていって見ましょう。

早速、移動平均線200MA付近に来ています。売りますか?

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200MAもしっかり傾いています。このあたりは直近の下降から初回タッチです。

僕は朝このチャートを見た時、シナリオの一つに200MA付近からの戻り売りを入れていました。

しかし、売りませんでした。

何故か?

まずここです。V字のような形で戻してきました。この動きをしたということは、上位足で見ると抜け失敗と見ることができそうです。

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どこを抜けられなかったか、1hのFE261.8と見れますね。

なので、値動きをしっかり見ていかないと気軽には売れません。

そして、その後です。やっぱり下がりません。

横ばいでふわふわ動いており、最後の方は、このラインに乗っかってきたような動きをしました。

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上位足を見ても抜けていません。売り目線で考えていた場合、明らかにこの動きを見て売るのは様子を見る場面です。

そして200MA に向かっての強い陽線。このあたりでちょっともみ合っていますがもう売れませんね。

売りで考えていた場合は、この陽線はまるごと見送りとなります。

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逆に、ここで買いのシナリオを持っていた場合は、ここから買っても良いですね。

冒頭のポイントを振り返ります

200MAはしっかり傾いていましたが、今回は直近の値動きが明らかにおかしく見送りとなります。

ケース2:1時間足で強い上昇からの押し目のケース

翌日の相場です。前日の上昇は戻しがなく伸び続けました。

1時間足を見てもV字でしっかり戻しており買いの勢いが強いです。上昇が強いなら押し目で買っていけそうです。

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では、こちらの5分足。今回は先に未来の部分も表示しておきます。上昇していますよね。

どこで買いますか?Aで買いますか?Bで買いますか?

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正解はBです。

買いの勢いが強いのでどこかで買っていきたいのですが、Aの部分だと、買うにはちょっと不安が残ります。

なぜかというと、ここで一度戻していますが高値を抜けていかないんですよね。

ということは、ここから一旦下の方まで戻していく可能性があります。例えばここにFEを当てたところまで下がったりとか。

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じゃあ、Bのいちはどうかというと、Aのポイントで一度200MAが効いている証拠を残してくれていますよね。

ということはこのまま200MAが効くなら上昇が期待できそうです。じゃあ、買えるタイミングがはっきり分かれば買えそうです。

強い上昇の後に出る鉄板の動きといえば、小さなエリオット波動。

ここに出てきましたね。

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小さな5波のところからグイッと陽線がでているここから買っていくことができます。

トレンドラインもこのように引いておくことができますね。

冒頭のポイントを振り返ります

この場合は、上位足でV字で買いの勢いが強い中で、200MAもしっかり傾いています。

値動き的にも上昇の勢いが強いときに出やすい小さなエリオットが効きやすい形で出ているので買うことができますね。

ケース3:5分足上昇後に強く戻したときの移動平均線の使い方

最後にこの後も見てみましょう。

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これ。買いますか?

結構強く戻されていますよね?70pipsぐらい下降しています。

先程の2つの値動きを見たトレードを参考にすると見送りますか?

実は、ここは買えますね。

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ここは反発を狙ったエントリーです。

波をつけずにグイッと下げています。しかしここには誰が見ても目立つ200MAがあり、上位足でも買いの勢いが強いです。

であれば、反発を期待することができます。

この場合は、200MAからの反発を狙っているので、抜けたら即損切りです。長く持つと直近の強い下降の戻しで更に下げる可能性があります。

では、200MAに何度もタッチしていますが、どこで買いますか?

感の良い方ならCは3度めの正直もあって買っていけそうですよね。

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答えは、AとC

先程も話したとおりこの局面は直近の下降からの一時的な反発を狙ったものになります。

つまりできるだけ下の方から買わないといけません。

抜けるようなら損切りもしないといけないのでなおさらです。

だから初回のタッチの陽線を見たらサッと入っていきます。もたもたしてはいけません。

このエントリーは、抜けることを期待してはいけません。あくまでも反発を狙ったトレードなので、20pipsぐらいでサッと利確が理想です。

ちなみにここ、エントリーできる背景はこれだけでしょうか?

移動平均線は他の条件と組み合わせることで安心安全トレードに

冒頭の思い出してください。5分足の200MAだけで何も考えずにトレードはしませんよね。

この波にフィボナッチ当ててみてください。すると。

実はここ38.2もあって押し目買い候補でもあるんですよね。複数条件を絡ませることで安心安全。

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移動平均線は1週間のうち何度も遭遇します。

つまりそれだけチャンスもある代わりに、しっかり見定めないとリスクも発生するポイントになります。

高勝率トレードを実現していくためにも、移動平均線に上位足や複数の条件、そしてなんと言っても値動きをしっかり置いながら頭を使ってトレードしていきましょう。

それでは。