FX移動平均線200MAタッチ(逆張り)で20pipsを短時間で取る方法
今日は相場で簡単に20pipsを抜くというテーマです。
初心者トレーダーが相場から簡単に20pips抜くためには移動平均線200MAを使うのが最も簡単。
こんな感じ。1時間足で移動平均線が右肩上がりの時に初回のタッチで買う。20pipsで利食い。ただそれだけ。
簡単ですよね。
この手法、おすすめできる理由は3つあります。
1つ目は、わかりやすい。
いつもはもっと細かく値動きを意識したり、他のインジケーターを組み合わせたりもしますが、これは簡単お手軽。
2つ目は、短時間で取れることが多い。
世界中の人達が意識しているからこそ反応がしやすくさっと伸びやすい。特に初回は意識されやすい。だから短時間で済む。
3つ目は、チャンスは定期的にある。
ちょうど今週も出ていますが、じゃあこれ、1年に1回しか出ないとかだったら意味がないですよね。
この移動平均線手法は比較的2,3ヶ月に一回ぐらいはやってくる。
じゃあ、覚えておいたら得ですよね。
勉強会では、これを進研ゼミと言ったりしますが、今回は過去事例なども交えながらもう少し深堀りしながら考えていきます。
移動平均線を使った超逆張り手法はタッチで売買
他のインジケーター不要!移動平均線と値動きだけの逆張り
まず、1つ目の「わかりやすい」。
僕の参加しているFX勉強会でも専業でやっている先輩トレーダーから、最近入った方までみんながよくトレードします。
今週のポイントでもこんな風にエントリー。
その理由は、このエントリー方法自体は特殊ケースだから。
通常はエントリー前にいくつかのルールが有るのですが、これはタッチでゴー。
だから、FXを初めた初日の人からでも出来るんです。
ルールは簡単。
まず、1時間足チャートを開きます。
次に、移動平均線が右肩上がりになっていることを確認します。
これは1時間足を一番縮小してみました。直近3ヶ月。今回のやり方は移動平均線が傾いているのがポイント。
傾いているということはトレンドが出ているとうことです。つまり上昇トレンドなら買いの勢いが強い。
最初見たところなんてまさにキレイに傾いているのがわかります。
そこから、比較的まっすぐ落ちてきているところがタッチで入りやすい場面です。
まさに、最近の相場ですね。
気をつけたほうが良いのはこういう青丸のような値動き。
ここもすごく傾いているんだから買えるんじゃないかと思うんですが、ちょっと考えてしまう。
なぜかというと本当は、この反発を取りたいのに、既に反発の勢いが弱まってしまっているから。
なので、こういう形を見ると他の根拠と重ねていきたい場面です。
じゃあ、こっちの緑のところはどうなの?
こっちも何度かモミモミしていますよね。
勉強会の動画を何度か見たことある人なら思い浮かびませんか。
いつもの、3度めの正直!
もう下がりませんよーという場面にちょうど右肩上がりの200MAがやってきたりする。こういうところも根拠があって入りやすい。
こうやってじっくり見てみると移動平均線に交わる場面も色々あります。
ちなみに黄色いところはどうでしょう。
直前でガッツリ200MAをうわ抜けしまっています。V字で戻してきていますが、すでに移動平均線が効いていないので
その後も移動平均線だけに頼ったトレードは安心安全とは言えないですね。
最初のポイントに戻りますが、しっかり傾いているときの最初の戻しのタッチの場面、ここが一番理想です。
なぜ、最初の戻しが良いのか、それが2つ目の理由。
超逆張りが出来る理由は「反応を取る」から
この200MAタッチの売りというのは1時間足で見れば、押し目買いや戻り売りのポイントに当然なりますが、
5分足を見れば、逆張り。
しかもタッチで売るということは、逆張りの中でも超逆張り。
今回の相場もそうですね。あまり戻しのない、下げに下げた先の方。
普通ならこんなところでは買いたくない。だがしかし、だからこそ効くんです。
相場というのは一方的に下がり続けることはあまりなく、下がっているなら、どこかで一度休憩します。
この200MAからの逆張りは、まさにその休憩の部分をちょっといただくというもの。
【反応を取る】と言ったりもします。
だから、比較的短時間で20pipsとっておしまいということが多い。
注意しないといけないのは、もたもたしないということ。
恥ずかしいですが僕もこの場面トレードしています。
結果は「建値」。もうね、ホントダサいんですけどモタモタしてしまった。
直前売っていたということもあり、利確後に満足していたら入りそこねてしまった。慌てて入ったものの20pips伸び切らず撤退。
売って買ってと上手な人達もいましたが、そんなことしなくても、ここをしっかり待ち構えればよかった。
ハンターだと思って余計なところで手を出さず、来るべきポイントまで待ち構えたほうが100倍シンプル。非常に良い勉強になりました。
超逆張りなので利益は伸ばしてはいけない
この200MAからのタッチでのトレード。20pips取ったら終わりとされています。なぜか。
ここも、そのまま持っておけばグイグイ上昇していますよね。あーあー持っておけばよかったーって。
建値で決済なんてするんじゃなかったーって。
それは、「結果論」です。
5分足では逆張りなので、ちょっと戻した後、またグイグイ下げていくことだって十分あります。
ここで何度も下げ止まったのを確認して、ここから買った人は勉強会にもいます。
でも、その人達は200MAタッチで買ったわけではないですよね。
20pips以上を狙いたいなら別の根拠を確認してからトレードする
そういう人は、ここは上位足で上昇の押し目である。
200MAだけでなく、いつもの上昇のフィボナッチリトレースメント38.2もある。
そのポイントで一度止められ後抜けたものの、再度何度も止められた。売りが強いならここで抜けなければ行けないところを抜けずに、再度ラインで止められた。
じゃあ、この陽線を1本見て買おう。となります。
あるいは高値更新後に1時間足でしっかり陽線が出て押し目買いが狙えそうなことを確認してからの戻しの場面。
ここは、トレンドラインだけでなく、いつものフィボナッチ・リトレースメントもあり買っていくことができそうです。
200MAタッチでトレードは、考え方が違います。あくまで上昇中の押し目で世界中が意識している200MAに向かって下がってきたところを反発でちょっと取る。
利益を伸ばしてやろうと余計な欲を出すと、ガッツリやられてしまうので注意が必要です。
直近何度かもみ合う移動平均線を使った逆張り事例
最後にもう一つやってみたいと思います。一番左の部分。2020.4.3の例です。
4時間足
4時間足は強い下降の戻しです。
FR38.2は抜けてきており、次は200MAやFR61.8を目指しそうな場面です。
目線は買い。
そして、1時間足
200MAはやや緩やかではありますが、下からズバッ!と抜けていますね。
その後ほとんど戻しがない。
直近も安値を切り下げず上昇の勢いが強いことがわかります。
そして、その安値の先の方にあるのが、200MAですね。
最後に、5分足
赤線が1hの200MAです。
そこでタッチでエントリー。ただし最初の事例のようにすっと下がっているのではなく、波をつけて下がってきています。
反発するか怪しいので、そういうときにはフィボナッチエクスパンションで伸びた先からエントリー。
20pipsをさっと取って終了です。